『きさらぎ賞2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「きさらぎ賞」の
穴馬探しを
お届けします。

昨年末から
ずっと行われてきた
中京競馬も、
来週末で一旦小休止。

中4週の休みを挟んで
3月11日から再び
開催が始まります。

きさらぎ賞は
2月5日(日)に
今年も中京で行われる
3歳限定重賞。

早速、当レースの
ポイントを幾つか
お伝えしましょう。

なお、きさらぎ賞は
2021年・2022年と
中京で行われており
中京施行は今年で
3回目となります。

 

 

【ポイント1】
今の中京芝2000mで
不振の父ディープ系

→この冬の
中京芝2000m戦で
ディープ産駒と、
その仔のキズナ産駒…
いわゆる父ディープ系の
成績が低調です。

 

ディープ産駒+
キズナ産駒の
中京芝2000mでの
「時期別」成績を
診てください。

 

★昨年1月~秋開催まで
 (11.14.19.67)複勝率40%

★昨年12月~先週まで
 (1.3.2.25)  複勝率19%

 

このように、今季の
低調ぶりが顕著です。

2000m以外の距離でも
同様の傾向が現れて
いますので、今冬の
中京のタフな馬場が
合っておらず、この
系統の良さがフルに
出せていないという
コトなのでしょう。

このレースじたいは
中京で行われた21年に
ディープ産駒が2着・
3着に好走していますが
今年の馬場は果たして
どうか…といったところ。

 

 

【ポイント2】
前走の上がりが
速すぎた馬では
キツい?

→中京で施行された
近2年に限った、
前走「上がり順」別の
成績を診てください。

 

上がり最速か準最速 複勝率13% 0.1.0.7
上がり3~5位    複勝率44% 2.1.1.5
上がり6位以下    複勝率 0% 0.0.0.4

 

一昨年3着馬の
ランドオブリバティの
前走が落馬だったため、
上記の3着の合計度数が
1となっています。

このように、前走で
上がり最速か準最速の
馬が不振。3~5位の
「ほどほどの末脚」を
使って来た馬の成績が
良好です。

いつも記していますが
中京の芝2000mは、
末脚が速いだけでも
前々に行くだけでも
ダメ。末脚の速さも
位置取りも「程々」が
肝心です。

その理由は当欄で
再三記してきましたので
省略しますが、上記の
「前走上がり3~5位の
馬の成績が良い現象」は
まさにその点を現して
いるモノと診ています。
擬似的な走りを直近戦で
施してきた馬が優位、と
いうワケです。

 

 

【ポイント3】
坂路調教馬が
こない

→中京で行われた
2021・2022年の
きさらぎ賞における
「最終調教場所」別の
成績を診てください。

 

栗東Cウッド 複勝率44% 2.1.1.5
美浦ウッド  複勝率17% 0.0.1.5
坂路     複勝率17% 0.1.0.5

 

このように圧倒的に
坂路<栗東Cウッド。
坂路は主にパワーと
スピードを、ウッドは
スタミナを加えた
総合力を強化できる
調教メニューと当欄は
位置付けていますが、
消耗馬場で行われる
中京施行の当レースは
総合力が問われる、と
いう事なのでしょう。

 

 

【ポイント4】
前走の
ペースに注目?

→中京で施行された
近2年に限った、
前走「ペース」別の
成績を診てください。

 

スロー 複勝率20% 1.1.1.12
ミドル 複勝率50% 1.1.1.3
ハイ  複勝率 0% 0.0.0.1

 

このように、前走で
スローペースを
走ってきた馬よりも、
ミドルペースを
体感して来た馬の
ほうが好成績です。

中京芝2000m戦は
スローで流れるコトが
多いですから、この
レースにおいても直近で
スロー戦を体験した馬が
走れそうなものですが、
時期的にも馬場的にも
タフで厳しい3歳早期の
疲弊馬場レースですから
直近で「ラクでない」
ミドルペース戦を走って
きた馬に利が働いている
可能性はありそうです。

 

 

【ポイント5】
格も大切なレース?

→中京で施行された
近2年で、前走が
重賞出走だった馬は
(2.2.1.5)複勝率50%。

今年は「該当馬」不在の
メンバーですが、直近で
格の高いレースを走って
きた履歴は活きると診て
差し支えないでしょう。

 

 

【ポイント6】
キャリア1戦馬が
不振

→関連性が薄いテーマの
ため近10年のデータで
あえて診ます。

近10年のキャリア別の
成績を診てください。

 

1戦  複勝率13% 1.1.0.13
2戦  複勝率40% 4.3.1.12
3戦  複勝率55% 3.4.5.10
4戦  複勝率39% 1.2.2.8
5戦超 複勝率15% 1.0.2.17

 

キャリア1戦馬が不振。
15頭すべて新馬Vを
経ての参戦でしたが、
その程度のキャリアでは
通じづらいレースと
なっています。

ただ、5戦以上の馬=
逆に出がらし状態と
なっているコトも多く
こちらも苦戦傾向です。

 

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

きさらぎ賞  ポイント1・2 該当馬

【ポイント1/ディープ産駒+キズナ産駒】 ▼軽視馬として 3頭
  オープンファイア
  ノーブルライジング
  レミージュ

【ポイント2/前走上がりが最速か準最速】 ▼軽視馬として 6頭
  オープンファイア
  クールミラボー
  トーセントラム
  ノーブルライジング
  フリームファクシ
  ロゼル

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

データ競馬:TARGET frontier JV


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