「クイーンC」の
穴馬探しを
お届けします。

クイーンCは
2月11日（土）に
東京芝マイルで
行われる3歳牝馬の
G3重賞です。

年々、桜花賞への
重要な前哨戦としての
地位を高めている感の
当レース。

土曜施行ですので
早速、クイーンCの
レース傾向を幾つか
お伝えしましょう。

【ポイント1】
距離延長馬が
大不振

→クイーンCの
キモはコレでしょう。
近10年の前走距離別の
成績を診てください。

前走1500m以下　複勝率  5％　0.1.0.19
前走1600m　　　複勝率24％　8.9.10.85
前走1800m以上　複勝率18％　2.0.1.14

このように「前走が
1500m以下」だった
距離延長馬が大不振。

さすがは距離分以上の
スタミナが必要とよく
言われる東京芝ですが、
しかも当レースの場合、
まだ体もデキていない
3歳牝馬による早期の
一戦ですから、前走で
短めの距離を使っていた
ようなスプリント志向の
強い馬では、そもそも
厳しいのでしょう。

【ポイント2】
強い調教を
施されてきた馬が
ほぼ全滅している

→近6年の「最終調教に
おける調教の強さ」別の
成績を診てください。

一杯　　複勝率  8％　1.0.0.11
強め　　複勝率11％　0.1.0.8
馬ナリ　複勝率24％　5.5.6.50

このように、一杯・
強めの調教を施されて
きた馬がほぼ全滅。

このテのデータでは
「馬ナリの馬」優勢が
定番ではありますが、
今回はいっそうハッキリ
差が付いた感じです。

何かと難しい
3歳早期の牝馬による
レースですから
最終調教はソフトに
済ませてきた馬のほうが
結果が出ているという
コトなのでしょう。

【ポイント3】
前走が「非重賞」の
出走では苦しい

→当レースの近10年の
前走別・成績を診て
ください。

新馬・未勝利戦　複勝率15％　1.3.2.35
１勝クラス　　　複勝率11％　3.1.1.42
———————————
重賞　　　　　　複勝率38％　6.6.8.32

このように
前走が重賞の馬と
非重賞の馬で大差が
付いています。

近年はメンバーが
揃っている当レース。
ですので前走の格が
そのまま今回の結果に
現れやすくなっている、
と言えるのでしょう。

【ポイント4】
関西馬が優勢

→当レースの東西別の
近10年の成績を
診てください。

関東馬　複勝率19％　3.4.4.28
関西馬　複勝率28％　7.6.7.85

このように関西馬が
複勝率で大きくリード。

2月にわざわざ東京に
遠征してくる関西の
3歳牝馬＝オークスや
NHKマイルを見据えて
コース・輸送に対する
予行演習的に使ってくる
馬もけっこう多いですが、
要は今の時期からG1を
見据えているほどの
素質の高い関西牝馬が
やってくるワケです。

「地元だから使う」
馬も多い関東馬とは
陣営の意欲も
馬自身の素質も違う
コトが多くこのような
成績差に現れている、
と診ています。

【ポイント5】
キャリアが多い馬は
苦しい

→近10年の
キャリア別成績を
診てください。
5走超の馬がほぼ
走れていません。

1走　　複勝率20％　1.2.1.16
2走　　複勝率19％　2.1.3.25
3走　　複勝率35％　5.4.1.19
4走　　複勝率24％　2.2.4.26
5走超　複勝率  9％　0.1.2.31

明け3歳2月の時点で
すでに5走を消化＝
典型的な早熟タイプと
判断されたからこそ
使い込まれてきたと
いう事。クラシックを
本気で睨むような強い
馬は、そんな使い方は
しません。

当レースにおける
キャリアの「差」＝
そのまま実力差を示して
いる事が多いワケです。

【ポイント6】
ロードカナロア産駒に
要注目？

→ロードカナロア産駒が
今冬の東京芝1600～
1800mで好調。13頭が
出走して（5.3.0.5）、
複勝率62％です。

時計の出るキレイな
高速馬場で滅法強い
ロードカナロア産駒と
よく言われますが、
まさに目下の馬場で
産駒の特性が活きている、
というコトでしょう。

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

クイーンＣ　　ポイント5・6　該当馬

【ポイント5／キャリア5走超】　▼軽視馬として　3頭
　　コスモフ－レイ
　　ミシシッピテソ－ロ
　　メイドイットマム［船橋］

【ポイント6／ロードカナロア産駒】　1頭
　　ウンブライル

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