『阪神大賞典2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「阪神大賞典」の
穴馬探しをお届けします。

「阪神大賞典」は
3月19日（日）に
行われる、伝統の
長距離G2重賞。

天皇賞・春への
重要なステップ戦と
なります。

早速、阪神大賞典の
ポイントを幾つか
お伝えしましょう。

【ポイント1】
坂路調教馬が
全滅中

→阪神大賞典、
最大のキモでしょう。

近3年の「最終調教の
コース」別の成績を
診てください。

栗東ウッド　複勝率50％　3.3.3.9
美浦ウッド　複勝率 0％　0.0.0.3
東西坂路　　複勝率 0％　0.0.0.13

このように坂路組が
全滅状態です。

坂路追い＝主に
パワーとスピードを、
ウッド追い＝主に
スタミナが鍛えられ
折り合い面も整う
調教メニューですので、
長距離を淡々と走り抜く
当レースについては
必然的にウッド追いの
馬が優勢になっていて、
坂路追いの馬では
適性が少しマッチせず
苦戦しているという
コトなのでしょう。

ともあれここまで
極端な傾向が現れて
いますので、当傾向は
必ず留意します。

【ポイント2】
長距離重賞での
好走実績が欲しい

→阪神大賞典は
長距離重賞ですから
当たり前と言えば
当たり前なのですが、
阪神大賞典は、すでに
長距離重賞で好走した
実績を持っている馬が
強いレースです。

近5年で馬券圏内に
好走した15頭のうち
11頭が下記のように、
すでに前走までに
芝3000m超の重賞で
4着以内に好走した
実績を持っていた馬でした。

★近5年の好走馬15頭の、
　「前走」までの
　芝3000m超の重賞での成績

　18年1着馬　16菊花賞 2着
　18年2着馬
　18年3着馬　17菊花賞 3着
　19年1着馬
　19年2着馬　17ダイヤモンドS 3着
　19年3着馬
　20年1着馬　19ダイヤモンドS 1着
　20年2着馬
　20年3着馬　20ダイヤモンドS 2着
　21年1着馬　20菊花賞 4着
　21年2着馬　20阪神大賞典 1着
　21年3着馬　20ダイヤモンドS 4着
　22年1着馬　21天皇賞春 2着
　22年2着馬　21ステイヤーズS 2着
　22年3着馬　21ステイヤーズS 3着

しかも、ココ2年は
「該当馬」の
ワンツースリーです。

地盤沈下が叫ばれる
日本競馬の長距離界。

この阪神大賞典は
そんな停滞中の戦線の
G1ステップですから
「重賞実績は無いが
近況好調の上がり馬」、
「中距離重賞での
好走実績しかない馬」が
もっと多く通用しても
良さそうなモノですが
餅は餅屋と言いますか、
流石はG2と言いますか、
このような「実績重視が
正解」の傾向が現れて
います。

【ポイント3】
前走「非重賞」出走馬は
苦しい

→近10年の前走別の
成績を診てください。
「非・重賞」出走馬は
近10年未勝利です。
複勝率もダブルスコア。

重賞　　　複勝率33％　10.7.8.51
非・重賞　複勝率17％　0.3.2.24

出走馬のレベルが
落ちていると言われる
近年の当レースですが
それでも「非重賞」を
直近で使ったような
格下の馬ではさすがに
厳しいのです。

【ポイント4】
明け4歳馬が好調

→近10年で4歳馬が
20頭出走（4.3.3.10）、
複勝率50％。出走数は
あまり多くないですが
出てくれば要マークと
言えます。

【ポイント5】
逃げの穴馬を
狙うなら3着付け？

→近10年で逃げた馬は
（0.0.2.8）。良くて
3着という結果です。

但しその3着2頭は
3番人気・10番人気。
「逃げた馬が3着穴の
妙味を連れてくる事は
時々ある」とは言えます。