『昨年14勝の原祐介騎手がついに覚醒か!』田中洋平

 

1か月ほど前に、

若手騎手限定競走で活躍している騎手は、

将来有望なのでは?という記事を書きました。

 

若手騎手限定競走とは、

外国人騎手に乗り馬を奪われた若手騎手のために、

騎乗機会を与えようというレース。

 

参加できる資格は、騎手免許取得後7年未満の騎手です。

 

2018年までは100勝以下の騎手だけでしたが、

2019年からは7年未満の若手騎手であれば、参加できるようになりました。

 

このルールから考えて、

岩田末来騎手や西村淳也騎手のような

リーディング上位の騎手にとって、若手騎手限定のレースは楽勝なんじゃないか?

 

もう草刈り場のように、

バシバシと勝ちまくっているんじゃないか?

 

と考えたのですが、

検証した結果、岩田末来騎手や西村淳也騎手は、

そこまで勝ちまくっているわけではありませんでした。

 

ただ若手騎手限定競走で、

連対率が30%くらいあると、将来有望だということが判明。

 

前回調べたデータになりますが、

連対率30%に届きそうな騎手が以下の5名でした。

 

団野大成(25%)5年目

原優介(21%)4年目

角田大和(21%)3年目

斎藤新(20%)5年目

永野猛蔵(20%)3年目

 

団野大成騎手と斉藤誠騎手はすでに活躍中。

 

角田大和騎手と永野猛蔵騎手は、

3年目の世代で頭角を現している2人。

 

そんなこんなで引っかかるのが、

やはり原祐介騎手。

 

まだ4年目ですが、現時点で38勝。

 

3年目の角田大和騎手が通算69勝、

同じく3年目の永野猛蔵騎手が通算65勝だということを考えると、

原祐介騎手はパッとしない成績だと分かります。

 

だけど若手騎手限定のレースでは、

連対率21%と、そこそこの好成績を挙げている。

 

これはどこかで覚醒するのではないか?というのが、

1か月ほど前に書いた記事でした。

 

そしてここまでまた取り上げるということは…

 

もうお分かりですね。

 

原祐介騎手が覚醒しました。

 

◆2023年1月

勝率4% 連対率11% 複勝率13%

単勝回収率117% 複勝回収率49%

 

◆2023年2月

勝率0% 連対率5% 複勝率8%

単勝回収率0% 複勝回収率23%

 

◆2023年3月

勝率12% 連対率15% 複勝率27%

単勝回収率115% 複勝回収率514%

 

記事を書いた後の3月から、いきなり覚醒!

 

成績面もキャリア最高ですが、

複勝回収率514%はやばいですね。

 

8番人気 → 1着

3番人気 → 1着

3番人気 → 1着

15番人気 → 3着

5番人気 → 2着

11番人気 → 3着

6番人気 → 3着

 

人気の無い馬を、バシバシと馬券圏内に持ってきています。

 

馬質が悪いのは相変わらずなので、

これは原祐介騎手の騎乗技術が向上したなど、

何かしらの覚醒があったに違いありません。

 

逃げ、先行で粘り込みもありますが、

上がり最速で追い込んで、馬券圏内に食い込むことが多い印象。

 

何かしら追えるコツのようなものを、見つけたのかもですね。

 

西村淳也騎手も、デビュー1年目はわずか13勝。

 

そこから2年目に覚醒して、

いまやトップジョッキーの仲間入りですからね。

 

原祐介騎手。

 

この先も注目して行きたい思います。

 

『若手騎手限定競走の結果で若手の将来性がわかる!』田中洋平

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

ジョッキーブースター

6つのキャッシュポイントでしっかりとリターンを稼ぐ!
とにかく勝てない…
毎週買い方が違う…
自分の馬券に迷いが生じている!
あなたの悩みを、これで一発解決!
これらの悩みを「JOCKY-BOOSTER」は解決します。
競馬は(馬7:騎手3)と言われているのをご存じでしょうか?
レースの結果は、馬の実力が7割で、騎手の実力が3割という意味。
しかし3221勝中、リーディング30位までの30名で、2213勝を独占。
確率にすると68%になります。
残りの100名ほどの騎手で、残りの32%の勝ち星を分け合っている。
さすがに(馬3:騎手7)とまでは言いませんが、
(馬5:騎手5)
現代の競馬は、これくらいの比率で成り立っているケースもあります。
馬の能力が足りない部分を、騎手がフォロー。
状況が目まぐるしく変化する競馬のレースでは、騎手の能力は重要なのです。
これについては、あなたも否定することが出来ないでしょう。
JOCKY-BOOSTERは、騎手能力をとことん研究したロジックを搭載しています!