『NHKマイルC2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「NHKマイルC」の
穴馬探しを
お届けします。
NHKマイルCは
5月7日(日)に
行われる3歳馬の
マイルG1です。
今年は混戦ムード。
絶対的な存在の馬が
見当たりません。
レベルもやや低調、
波乱の予感満載です。
それでは当レースの
ポイントを記します。
【ポイント1】
NHKマイルCの
マル秘「騎手の穴」法則?
→まず近10年の
東西別・成績を
診てください。
下記のように、
ほとんど互角です。
関西馬 複勝率17% 6.5.8.92
関東馬 複勝率16% 4.5.2.58
しかし、
近10年で馬券圏に
好走した30頭のうち
「前走から騎手が
乗り替わった馬」に
注目するとハナシは
変わってきます。
その好走30頭のうち
「前走から騎手が
乗り替わった馬」は
下記12頭でしたが、
全て関西馬なのです。
14年2着馬 ★ 川田→三浦 17番人気
14年3着馬 ★ 浜中→蛯名 12番人気
16年3着馬 ★ 内博→福永 12番人気
18年1着馬 ★ 戸崎→藤佑 6番人気
18年2着馬 ★ バル→デム 2番人気
18年3着馬 ★ デム→岩田 9番人気
19年2着馬 ★ 北友→石橋 14番人気
19年3着馬 ★ シュ→アヴ 7番人気
20年1着馬 ★ 武豊→デム 9番人気
20年2着馬 ★ 武豊→ルメ 1番人気
20年3着馬 ★ 岩田→福永 6番人気
22年3着馬 ★ 藤岡→菅原 18番人気
★=関西馬
しかも、
この12頭の大半が
人気薄。10頭が
6番人気以下です。
昨年は、ついに
当パターン該当の
18番人気馬が3着に
大激走しました。
つまり…
前走から騎手が
乗り替わった関西馬=
当レースではあまり
人気にならないものの
人気以上に当レースで
快走しているので
要注目、ということ。
G1での騎手の乗替り=
「マイナス材料」と
捉えられることが
多いファクターですが、
このレースに限っては
違うのです。
【ポイント2】
NHKマイルCの
マル秘「血統の穴」法則?
→NHKマイルCは
父or母父系が
デピュティミニスター系の
馬の好走が多いG1です。
近10年で下記7頭の
該当馬が馬券圏に好走。
13年1着 ☆ マイネルホウ 10番人気
13年2着 ★ インパルスヒ 6番人気
15年1着 ★ クラリティス 3番人気
15年3着 ☆ ミュゼスルタ 3番人気
16年3着 ☆ レインボーラ 12番人気
17年1着 ★ アエロリット 2番人気
18年2着 ☆ ギベオン 2番人気
★=父が、☆=母父が
デピュティミニスター系
当系統の出走数じたい
多くないですから
上記ペースで該当馬が
走っているのは
特筆事項と言えます。
しかも1番人気ナシ。
デピュティミニスター~
フレンチデピュティ~
クロフネへと続く筋=
もともと東京芝1600m・
1800m戦で強い筋。
しかもNHKマイルCは
速めの流れになります。
好走するにはパワーが
存分に必要ですから、
ダート的馬力も備える
デピュティミニスター系の
血が活きるのでしょう。
近年は、当該血統馬の
出走がグッと減って
いますが、それでも
昨年は18番人気3着・
カワキタレレブリ-の
「父母父」が、この
デピュティミニスター系。
まだ、この傾向は
秘かに生きていた…と
痛感したものですが、
さらに付け加えるなら
昨年の出走18頭で、
父or母父ディープは
カワキタレレブリ-の
1頭だけでした。
ですから、ディープと
デピュティミニスターの
筋を両方持っている馬は、
大いに穴資格アリという
コトかもしれません
【ポイント3】
ロードカナロア産駒が
不振
→当レースでは
通算(1.1.0.11)で
複勝率15%。昨年に
ダノンスコ-ピオンが
4番人気で勝ちましたが
基本的には当レースを
苦手としています。
【ポイント4】
栗東坂路天国
→近5年の最終調教の
コース別成績を診て
ください。
栗東Cウッド 複勝率 5% 1.0.0.18
栗東坂路 複勝率28% 3.3.5.28
美浦ウッド 複勝率 9% 1.1.0.21
美浦坂路 複勝率 0% 0.0.0.4
このように傾向明白。
ほとんど栗東坂路組しか
走っていないと言っても
過言でしありません。
要はそれだけパワーが
求められるレース、と
いうコトなのでしょう。
昨年も栗東坂路組の
ワンツースリーでした。
【ポイント5】
「距離短縮馬」が
好調
→近10年の
前走距離別・成績を
診てください。
前走でマイルよりも
長い距離を使っていた
馬の成績が好況です。
前走1400m以下 複勝率11% 1.2.1.34
前走1600m 複勝率16% 6.4.6.84
前走1800m以上 複勝率24% 3.4.3.32
「距離ぶん以上の
スタミナが必要」
などとよく言われる
東京のマイルですが、
その傾向を明確に
示した当データと
言えましょう。
【ポイント6】
前走「非重賞」経由馬は
断然不利
→近10年、前走別の
成績を診てください。
重賞でないレースを
前走で使ってきた馬が
圧倒的に低調です。
前走が…
非重賞 複勝率 8% 0.2.0.22
重賞 複勝率18% 10.8.10.128
ちなみに
前走「非重賞」で
好走した2頭は共に
超人気薄でした。
14年2着タガノブルグ、
17年2着リエノテソーロ。
17番人気と13番人気。
ダメもとで大穴の
ヒモを狙いたい方は
「前走非重賞組」に
注目する策も一興かも
しれませんがその率は
相当低いと言えますし
昨年の18番人気3着馬・
カワキタレブリーに
しても前走で重賞を
使った馬でしたので、
基本はこちらの組が
狙い目となります。
【ポイント7】
逃げて好走するには
「条件」がある
→近10年の当レースで
「逃げた馬」の成績は
(2.1.1.6)。
ハイペースで流れる
タフなレースのワリに
頑張っている印象で、
ならば逃げそうな馬も
押さえておくか、と
思ってしまいますが…。
馬券圏に粘走した
その「逃げた馬」4頭の
血統などを診てください。
14年/逃げて1着(1番人気)ディープ産駒
16年/逃げて1着(1番人気)ダイワメジャー産駒
17年/逃げて3着(6番人気)ダイワメジャー産駒
20年/逃げて2着(1番人気)ダイワメジャー産駒
4頭のうち3頭が
ダイワメジャー産駒。
3頭が1番人気。
じつは上記以前の
2012年に逃げて
1着だった馬も
ダイワメジャー産駒の
1番人気でした。
つまり、パワーを
十二分に備える
ダイワメジャー産駒なら
NHKマイルCのタフな
流れでも逃げて耐えて
粘ることが可能。
また、実力の高さで
押し切ることもできる
実力馬=1番人気馬なら
逃げ粘ることが可。
逆に言えば、そんな
プロフィールの馬で
ないと、逃げ粘りは
なかなかハマらない
レース、なのです。
【ポイント8】
「前走1番人気馬」が
信頼大
→近10年の「前走の
人気順」別の成績を
診てください。
前走1番人気 複勝率44% 5.4.2.14
前走2~3番人気 複勝率10% 2.3.0.45
前走4~5番人気 複勝率18% 1.1.4.27
前走6~9番人気 複勝率12% 1.2.2.36
前走10番人気以下 複勝率10% 1.0.2.27
このように、前走で
1番人気だった馬の
成績が、ハッキリと
抜けています。
前走「着順」は関係ナシ。
前走で1番人気に推され、
しかし仕上がりの不備や
展開のアヤ等で負けて
きた馬でも狙い目になる、
ということになります。
以上8点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
———–
NHKマイルC ポイント1・2 該当馬
【ポイント1/前走から騎手が乗替わる関西馬】 6頭
カルロヴェローチェ
シングザットソング
トーホウガレオン
ドルチェモア
ナヴォーナ
フロムダスク
【ポイント2/父or母父ディープで
デピュティミニスター筋も持つ馬】 1頭
ショーモン
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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