『エプソムC2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「エプソムC」の
穴馬探しを
お届けします。
G1連戦も一段落。
エプソムCは
6月11日に東京で
行われるG3重賞です。
さっそく
当レースのポイントを
お伝えします。
【ポイント1】
関東馬の
調教過程にご用心?
→関東馬が所属する
美浦トレセンは
先週から「坂路」が
閉鎖されています。
(10月2日まで
改修工事のため)
そのため、普段は
美浦の「坂路」で
最終調教を行っている
馬も、先週は仕方なく
美浦の「ウッド」で
最終調教を行って
出走しました。
そこで、下記を
診てください。
◆今回美浦ウッド追い
前回も美浦ウッド 複勝率37% 7.5.5.29
前回は美浦坂路 複勝率13% 1.0.1.13
コレは先週土日の
東京芝に出走した
「今回の最終調教を
美浦ウッドで行った」
関東馬の、前走の
最終調教のコース別・
成績を示したもの。
このように、
「前走も今回も
美浦ウッド」馬の
複勝率37%に対して、
「前走は美浦坂路→
今回美浦ウッド」に
変えた馬の複勝率は
わずか13%。
つまり、不慣れな
ウッド調教への
変更を余儀無くされた
馬が、総じて結果が
出なかったワケです。
当レースに限らず
関東馬に関しては
調教過程についての
チェック作業を
行いたいところです。
【ポイント2】
関西所属騎手の
騎乗馬が
べらぼうに強い
→近10年の
当レースの、騎手の
東西所属別・戦績は
下記のとおりです。
関西所属騎手 複勝率44% 6.7.5.23
関東所属騎手 複勝率11% 4.3.5.98
説明不要でしょう。
圧倒的な成績差です。
北海道でも開催が
始まるこの週の東京の
G3にわざわざ乗りに
来る関西所属の騎手=
それだけ勝負掛かり、
というコトでしょう。
昨年も岩田康騎手が
わざわざ乗りに来た
ノースブリッジが
4番人気でV。
関西馬を帯同する
東上でなくとも、
そのノースブリッジの
ように関東の陣営に
依頼されて東上して
結果を出している
ケースもあります。
【ポイント3】
基本的には
4歳馬が強いレース
→エプソムC最大の
キモかもしれません。
近10年の馬齢別戦績は
下記のとおりです。
4歳 複勝率42% 6.5.4.21
5歳 複勝率17% 3.2.2.35
6歳上 複勝率10% 1.3.4.71
これも説明の要は
無いでしょう。
4歳馬が他を圧倒。
4歳馬なら、こんな
馬でも走るのか…と
思うケースも少なく
ありません。
当レースで4歳馬が
頑張れるのには
理由があります。
安田記念などのGIに
出走したとしても
好勝負になりそうな
「高能力の4歳馬」が、
賞金が足りなかったり
まだ4歳だからと陣営が
大事をとったりして
あえてGIに出走せず
(or出走できず)
このエプソムCに照準を
替えて毎年出てきます。
そんな強い&好調の
4歳馬がエプソムCに
何頭か出てくるため
4歳優勢の傾向が現れて
いる、というコトでは
ないでしょうか?
【ポイント4】
前走オープン特別組が
異常なほど走らない
→近10年の
前走クラス別・成績を
診てください。
G1 複勝率11% 1.0.0.8
G2 複勝率33% 3.2.2.14
G3 複勝率21% 1.3.5.33
オープン 複勝率13% 4.4.1.63
条件戦 複勝率27% 1.0.2.8
このように、前走で
オープン特別を使った
馬が大量出走するも
成績低調です。
最大勢力・メイS組の
不振が主要因ですが、
メイS組を除いたと
しても(2.2.1.37)、
複勝率わずか12%に
すぎませんからやはり
オープン特別を直前で
使ったような馬では
格が足らないという
事なのでしょう。
前走G1でガチ勝負を
済ませてきた馬では
余力に問題があって
ダメですが、前走で
G2、G3を使っていた
目下重賞級の馬が
普通に好走できている、
と診ていい一戦です。
【ポイント5】
中2週以下の馬が
走っていない
→【ポイント4】で
取り上げたメイS→
当レースは中2週。
前走メイS組は
(2.2.0.26)、
それを含めた
中2週以下の馬は
(2.2.0.37)と
かなり低調です。
蒸し暑いこの時期に
決してラクではない
日程が、この傾向を
助長しているのかも
しれません。
【ポイント6】
今開催の
東京芝1800m戦の
血統傾向
→東京芝1800m戦の
今開催の、主要種牡馬の
産駒成績は下記の通り。
リアルスティール 複勝率60% 2.1.3.4
キズナ 複勝率57% 0.2.2.3
エピファネイア 複勝率54% 3.2.2.6
モーリス 複勝率50% 1.3.0.4
ハ-ビンジャー 複勝率40% 1.2.1.6
ロードカナロア 複勝率38% 1.2.2.8
キタサンブラック 複勝率30% 1.0.2.7
ディ-プ 複勝率10% 1.0.1.8
ドゥラメンテ 複勝率 9% 1.0.0.10
ハ-ツクライ 複勝率 0% 0.0.0.6
ディ-プ産駒、
ドゥラメンテ産駒、
ハ-ツクライ産駒の
不振が目につきます。
しかも、今回は
この3種牡馬を父に
持つ馬が複数、人気を
背負って出走してくる
見込み。取扱い方に
要留意となります。
以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
———–
エプソムC ポイント2・3 該当馬
【ポイント2/関西所属騎手が騎乗予定】 1頭
カワキタレブリ-
【ポイント3/4歳馬】 6頭
カワキタレブリ-
インダストリア
ショウナンマグマ
マテンロウスカイ
ヤマニンサルバム
ルージュエヴァイユ
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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