『函館2歳S2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

 
「函館2歳S」の
穴馬探しを
お届けします。

6月10日から
スタートした
函館開催も次週で
ラストウイーク。

函館2歳S・
函館記念が
土曜・日曜に
行われる、函館の
ダブル重賞ウイークと
なります。

さっそく、今年の
函館2歳Sのポイントを
お伝えします。

なお、昨年は
ブトンドールを
単独推奨馬として
会員様にお伝えしました。
(1着/4番人気)

昨年に「結果」が
出た形ですので、
昨年の当欄で用いた
ポイントも引き続き
使いつつ、ハナシを
進めていきます。

【ポイント1】
注目!
サクラバクシンオー

→サクラバクシンオーが
組成内に配された馬が
強いのが、函館2歳Sの
血統面の特徴です。

近10年で
母父バクシンオーの
馬は(2.3.1.9)で
複勝率40%ですし、
父父バクシンオーの
ビッグアーサー産駒が
昨年に勝利。

バクシンオーが備える
平坦・短距離向きの
スピードがシンプルに
活きやすいレース、と
いうコトなのでしょう。

【ポイント2】
前走ダート出走馬が
走っていない

→近10年で34頭出走、
(0.1.1.32)とほぼ
全滅状態。

2歳のうちはたとえ
本質ダート馬でも
芝をこなすなどと
よく言われますが、
当レースに限っては
そうとは言えません。
道営馬も含まれての
アベレージとはいえ
半数は中央馬ですから、
やはり当データは
重視すべきでしょう。

【ポイント3】
最終調教の
「内容」に注目

→近3年の当レースの
最終調教・内容別の
成績を診てください。

函館芝   終11.9秒以内 複勝率40% 1.2.1.6
      終12.0秒以上 複勝率  0% 0.0.0.4
函館ウッド 終12.9秒以内 複勝率25% 1.0.1.6
      終13.0秒以上 複勝率  0% 0.0.0.8
(札幌調教馬は省略)

このように
芝でもウッドでも
終いが速い方が好況。

特に、函館芝で
終い11.9秒以内に
まとめていた馬が
好成績です。

本番と同じ函館の
芝コースで、しかも
終いを鋭く伸ばして
きた馬に利が発生して
いる一戦と言えます。

【ポイント4】
他場デビュー馬が
勝っていない

→函館2歳Sが7~8月の
施行となった97年以降、
「函館以外のJRAの
競馬場」でデビューした
馬は、じつは当レースで
1頭も勝っていません。

(函館開催が無かった
09年、函館開催の前に
札幌開催が行われた
21年は除く)

つまり、
他場デビュー馬が
「今度の函館2歳Sは
メンバーが薄そう。
急きょ参戦しよう」と
函館に乗り込んで
出走しても、函館で
じっくり当レースに
照準を合わせてきた
馬にはかなわない…と
いうワケです。

今年も「1着候補」は
函館デビュー馬から、
となります。

【ポイント5】
前走で3番手以内へ
行かなかった馬では
厳しい

→近10年の好走馬・
全30頭の「前走の
4角地点の番手」は
下記のとおり。

13年1着馬  先頭
13年2着馬  先頭
13年3着馬  3番手
14年1着馬  先頭
14年2着馬  先頭
14年3着馬  3番手
15年1着馬  3番手
15年2着馬  2番手
15年3着馬  3番手
16年1着馬  3番手
16年2着馬  3番手
16年3着馬  先頭
17年1着馬  3番手
17年2着馬  3番手
17年3着馬  3番手
18年1着馬  2番手
18年2着馬  先頭
18年3着馬  3番手
19年1着馬  先頭
19年2着馬  2番手
19年3着馬  2番手
20年1着馬  2番手
20年2着馬  先頭
20年3着馬  先頭
21年1着馬  2番手
21年2着馬  先頭
21年3着馬  先頭
22年1着馬  3番手
22年2着馬  2番手
22年3着馬  3番手

このように30頭すべて、
「前走4角1~3番手」。

つまり、前走4角で
4番手以降にいた馬は
全く好走していない
ワケです。

単純な話ですが
当レースで好走するには
(今回、前へ行くか
控えるかはともかくと
して)直近のレースで
ラクに先行した速力が
まずは必要というコト。

前走4角で4番手以降に
いた馬は、少し評価を
下げたい一戦です。

【ポイント6】
関西馬が断然優勢

→近10年の
東西所属別の成績を
診てください。

関東馬 複勝率18% 2.5.5.56
関西馬 複勝率29% 8.5.5.45

関西馬優勢。
特に1着数で診ると
完全に西高東低です。

ただ、関西馬8勝の
人気順の内訳は4・1・
2・1・2・4・3・4。
「人気薄の関西馬」は
全く勝っていません。

【ポイント7】
キャリアは
少ない方がいい

→近10年のキャリア別・
成績を診てください。
キャリアが少ない馬の
ほうが好アベレージ。

1戦  複勝率24% 7.8.7.75
2戦  複勝率17% 3.2.1.30
3戦超 複勝率  0% 0.0.0.14

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

———–
函館2歳S  ポイント1・2 該当馬

【ポイント1/母父か父父サクラバクシンオー】 1頭
  ロータスワンド

【ポイント2/前走ダート出走馬】 ▼軽視馬として 2頭
  ゼルトザ-ム
  ナスティウェザー

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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