『スプリンターズSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「スプリンターズS」の
穴馬探しを
お届けします。

いよいよ、
秋のG1戦線が
始まります。

スプリンターズSは
10月1日(日)に
中山で行われる
芝1200mのG1。

さっそく
スプリンターズSの
ポイントを
お伝えします。

【ポイント1】
速すぎる調教時計は
逆にアヤしい?

→まずは下記を
診てください。

16年 ミッキーアイル   50.0秒 2着 2人気
16年 シュウジ      51.1秒 4着 5人気
16年 スノードラゴン   51.1秒 5着 12人気 
16年 ネロ        49.1秒 6着 8人気
17年 ダイアナヘイロー  51.1秒 15着 4人気
17年 ネロ        48.2秒 16着 15人気
17年 シュウジ      51.5秒 10着 14人気
18年 ワンスインナムーン 51.5秒 6着 3人気
19年 レッツゴードンキ  51.5秒 5着 9人気
20年 モズスーパーフレア 50.8秒 10着 2人気
20年 ビアンフェ     51.4秒 16着 11人気
21年 モズスーパーフレア 50.0秒 5着 5人気
22年 マリアズハート   51.2秒 8着 15人気

これは、近7年の
スプリンターズSに
出走した全馬のうち、
最終調教を「坂路」で
行い、4ハロン時計が
51.5秒より速かった
12頭の全成績です。

このように成績合計は
(0.1.0.12)と散々。

1~5番人気馬が
6頭も含まれて、
この低調ぶりです。

G1の最終調教で
51.5秒よりも速い
時計を坂路で出すと、
短距離G1ですから
メディアで好意的に
取り上げられます。

そのぶん、その馬の
馬券も売れますが
じつは期待値ほど
走っていないのです。

調教時計が速すぎると
「反動」が出るのかも
しれませんし、坂路の
速い全体時計が結果に
直結しない何か明確な
理由が潜んでいるのかも
しれませんが、ともあれ
坂路での速すぎる時計に
騙されるなかれです。

【ポイント2】
前走「G3」組が
極端なほど低調

→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースの
前走のレース「格」別の
成績を診てください。

G3北九州記念  複勝率14% 1.1.1.18
G3キーンランド 複勝率12% 0.1.4.37
G2レース    複勝率23% 6.5.2.43
G1レース    複勝率38% 2.3.1.10

このように、前走で
「G3重賞」を使って
きた馬の成績が低調。
それらの馬は、単純に
G1では格負けすると
いうコトでしょう。

【ポイント3】
今年は凱旋門賞に
ジョッキーが
遠征しないが…

→近8年の当レースの
「騎手の乗替りの
有無」別の成績を診て
ください。このように、
乗替りナシのほうが
優勢。

乗替りあり 複勝率12% 1.2.4.50
乗替りナシ 複勝率24% 7.6.4.54

凱旋門賞と同日施行の
ケースが多い当レース。
一流騎手がこの日の
中山に不在となる年も
多く、G1のワリには
乗替りが多く起きます。

しかし、そんな事情で
騎手が替わってしまった
馬よりも、前走と同じ
騎手が乗ってきた馬の
ほうが成績を残している、
というコト。

昨年も乗替りナシ3人=
萩野極→松山→丸田の
ワンツースリーでした。

ただ、今年は
凱旋門賞に遠征する
日本のジョッキーが
いません。この傾向が
どうなるか要注視とも
言えます。

【ポイント4】
1番枠は厳しい?

→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースで
1番枠が(0.0.2.8)と
連対ナシ。

小回りの芝1200m=
「最内枠は有利」と
簡単に考えがちですが
スピード能力の高い
一流馬がフルゲートで
集うため最内枠の馬は
内目でモマれがち。
よって1番枠=有利と
なりづらいのです。

【ポイント5】
4歳馬が好調

→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースの
馬齢別成績を診てください。

3歳  複勝率21% 1.2.1.15
4歳  複勝率36% 3.3.3.16
5歳  複勝率18% 3.4.2.41
6歳  複勝率15% 2.0.3.29
7歳上 複勝率10% 1.1.1.28

4歳馬が好調ですが
注目はその4歳馬の
出走数の少なさ。
10年で25頭ですから
1年あたり2~3頭しか
4歳馬が出ていない
レースなのです。

ベテラン馬がなかなか
引退しないのも昨今の
短距離路線の特徴。
そのシワ寄せ(?)が
4歳馬に来ていますが、
それで、この好成績。

収得賞金などで厳しい
状況ながら、それを
かいくぐって出走に
漕ぎ着けた4歳馬=
強じんで要注目という
コトかもしれません。

【ポイント6】
ミスプロ優勢

→近10年(新潟開催の
14年除く)の父別の
成績は下記のとおり。

父 ミスプロ系
★アイルハヴアナザ-     複勝率100% 0.1.0.0
★スウェプトオーヴァ-ボード 複勝率50% 2.0.1.3
 キングカメハメハ      複勝率38% 2.1.0.5
★アドマイヤムーン      複勝率30% 1.1.1.7
 ロードカナロア       複勝率20% 0.1.1.8
——————————————
父 非ミスプロ系
 ダイワメジャー       複勝率29% 0.1.1.5
 ディープインパクト     複勝率20% 1.1.0.8
 キングヘイロー       複勝率20% 0.0.1.4
 ミッキーアイル       複勝率  0% 0.0.0.3

全体的にミスプロ系が
好調ですが、その中で
★印が付いた3頭は
フォーティナイナーに
つながる筋。ダート色が
凄く濃いラインですが
要パワー前傾戦だけに
この筋を父系に太く持つ
馬が走るのでしょう。

ミスプロ系でも
ロードカナロア産駒は
今ひとつのアベレージ。
そして非ミスプロは
総じて平凡な印象です。

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

———–
スプリンターズS   ポイント2・5 該当馬

【ポイント2/前走G3出走】 ▼軽視馬として 11頭
  ウインマーベル
  オールアットワンス
  キミワクイーン
  ジャスパークローネ
  ジュビリーヘッド
  トウシンマカオ
  ナムラクレア
  ナランフレグ
  マッドクール
  ママコチャ
  モズメイメイ

【ポイント5/4歳馬】 11頭
  アグリ
  ウインマーベル
  エイシンスポッター
  キミワクイーン
  ジャスパークローネ
  ジャングロ
  テイエムスパーダ
  トウシンマカオ
  ナムラクレア
  マッドクール
  ママコチャ

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

田中洋平がすぐ使えるコンピ攻略法をプレゼント