『みやこSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「みやこS」の
穴馬探しを
お届けします。

みやこSは
11月5日（日）に
今年は京都に舞台を
戻して行われる、
ダートG3重賞です。

さっそくみやこSの
ポイントを記します。

なお
2020～2022年は
阪神で行われ、
2018年は同週に
JBCが行われたため
2010～2017年と
2019年の計9年間の
データでお伝えします。

【ポイント1】
休明けの馬が
大苦戦しているレース

→当ポイントは
開催場に関係のない
話ですので昨年迄の
データで記します。

G1のステップとして
2010年に創設された
当レースですが
創設以降、昨年までの
みやこSに中12週超の
休明けで出てきた馬は
全部で48頭。

その48頭の成績は…
なんと（0.3.4.41）。
複勝率15％。1頭も
勝てていません。

ダートのオープン＝
冬にGIが目白押し。

秋・冬の約4ケ月に
3つ以上のGIに出る馬も
珍しくありません。

ゆえにダートの場合、
芝のG1戦線とは違い
みやこS等の前哨戦に
余裕残しで出てくる
ケースが多いのです。

休明けの馬が前哨戦の
みやこSで苦戦している
最大の要因はおそらく
コレでしう。

また、ダート馬は芝馬と
比べて「休明けを叩いて
少しずつ良くなる馬」が
多い点も、この現象を
助長している面があると
思います。

ともあれ、これほど
休明けの馬が走って
いませんから休明けの
馬の評価は理屈抜きで
割り引きたいところ。

【ポイント2】
下級条件経由馬が
かなり不振

→こちらは前述9年の
データで記します。
9年間の全出走馬の
前走別・成績を診て
ください。

条件戦　　複勝率13％　0.2.0.14
オープン　複勝率24％　4.3.1.25
重賞　　　複勝率21％　4.3.5.45
地方戦　　複勝率17％　1.1.3.24

このように、前走で
条件戦を使った馬が
未勝利で複勝率も
低調です。下級戦を
勝ってきた「勢い」が
通じづらいレースと
言えるでしょう。

【ポイント3】
前走シリウスSからの
転戦馬も不振

→9年間の全出走馬で、
前走シリウスSからの
転戦馬が（0.2.2.21）と
未勝利。複勝率16％と
パッとしません。

シリウスS＝ゆったり
流れる阪神2000m。
逆に、このレースは
結構忙しく流れます。
そんな流れの違いも
シリウスS経由馬の
苦戦に繋がっている
面があると診ます。

【ポイント4】
距離短縮馬が不振

→【ポイント3】とも
関連する話ですが
近9年の出走馬の
距離短縮／延長別の
成績は下記のとおり。

前走から
距離延長　複勝率23％　4.1.1.20
同距離　　複勝率28％　3.3.3.23
距離短縮　複勝率15％　2.5.5.67

このように前走から
距離短縮してきた馬の
アベレージが低調。
前項【ポイント3】の
シリウスSも2000mで、
この組からの転戦組の
不振が響いています。

【ポイント5】
ダート重賞なのに
「ベテラン馬」が
あまり強くない

→活躍期間が長い
ダートのオープンや
重賞戦線＝ベテランが
活躍する分野ですが
当レースは高齢馬が
低調です。

全10年の馬齢別の
成績を診てください。

3歳　　複勝率22％　0.3.1.14
4歳　　複勝率28％　6.2.1.23
5歳　　複勝率15％　1.3.4.44
6歳上　複勝率17％　2.1.3.29

前述したように、この
レースは「先を見据えた
休明けの馬」があまり
走りませんが、高齢の
馬ほど鉄砲で走れなく
なる馬が多いですし、
みやこSに参戦してくる
3・4歳馬＝同時期の
JBCなど大レース参戦の
賞金が今は足りていない、
ものの素質は持っている
ような馬も多いですから、
いわゆる「本気度」でも
「資質」でも、高齢馬を
上回っているケースが
多いという事でしよう。

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

———–
みやこS　　　ポイント1・2　該当馬

【ポイント1／中12週超】　▼軽視馬として　5頭
　　アイオライト
　　アスクドゥラメンテ
　　アルーブルト
　　ペプチドナイル
　　ワールドタキオン

【ポイント2／前走が条件戦】　▼軽視馬として　3頭
　　アスクドゥラメンテ
　　セラフィックコール
　　ホウオウルーレット

投稿者プロフィール

シベリアン

高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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