『ローズSの穴馬探し予想PART2』シベリアン

引き続き「ローズS」の
穴馬探しです。

 

PART1では
ローズSにおける、
「桜花賞連対馬」の
傾向について記しました。

 

今回は、他の当レースの
ポイントを記していきます。

 

 

 

【ポイント2】
穴は1000万経由組から?

 

→近10年の当レース出走馬の
前走別成績を診てください。

 

オークス 複勝率29% 8.5.1.35
1000万  複勝率25% 0.0.7.21
500万  複勝率 8% 1.1.1.35

 

 

オークスを使ってきた馬が
優勢ですが、もうひとつの
注目点は、オークス組に
負けないほど1000万組が
馬券に絡んでいる点。

 

しかも、馬券に絡んだその
7頭の人気順は3・10・7・
3・4・1・6と妙味十分。

 

ローズSではどうしても
「春の実績馬」に人気が
集まりますが、馬券妙味を
狙うなら「1000万組」に
要注目なのです。

 

なお当レースには毎年、
500万を使ってきた馬、
1000万を使ってきた馬が
混在して出走してきますが
前走クラス別成績は上記の
とおり、大差あり。やはり
「格」のどおり1000万を
使ってきた馬が優勢です。

 

 

 

【ポイント3】
前走「1700m以下」を
使っていた馬が不振

 

→近10年の当レース出走馬の
距離別成績を診てください。
前走1700m以下の馬が不振。

 

1700m以下 複勝率11% 1.0.3.34
1800m   複勝率17% 0.2.6.39
2000m以上 複勝率27% 9.8.1.49

 

 

前走でマイルあたりの距離を
使っていた「マイラー色の
濃い馬」では、オークスで
上位を占めた馬も多数出て
くる当レースではそもそも
厳しい面があるのでしょう。

 

 

 

【ポイント4】
穴狙いなら
地力血統に注目

 

→ローズSは血統面において
ハッキリした特徴があります。
極端な地力筋=
グレイソヴリン系・
ニジンスキー系・
サドラ-系を持つ馬が
よく穴をあけるのです。

 

ローズSが現行の距離条件=
外回り芝1800mに変わった
2007年以降のローズSで
好走した「5番人気以下」の
穴馬15頭の血統を診て下さい。

 

◆=グレイソヴリン系内包馬
★=ニジンスキー系内包馬
※=サドラ-系内包馬
(カッコ数字)は人気順

 

08年1着馬(7)  ★
08年2着馬(9)  ★
09年1着馬(5) ◆
09年3着馬(10) ◆
10年2着馬(6)  ★
10年3着馬(5)
11年2着馬(10) ◆★
11年3着馬(7) ◆★
13年2着馬(9) ◆
13年3着馬(10)
14年2着馬(15) ◆
14年3着馬(9)   ※
15年1着馬(7)   ※
16年2着馬(11)   ※
16年3着馬(6)  ★

 

 

上記の全15頭中13頭に
いずれかの印が付きました。
つまり、このローズSで
人気薄の馬が快走するには
上記いずれかの「極端な
地力筋」を備えた馬でないと
厳しいのです。

 

阪神の外回りに舞台が
替わって以降は、一貫して
スローからの上がり勝負が
お約束ですが、それでも
直線の急坂でシビアな
上がり勝負になり、しかも
速い時計が出る要パワーの
野芝オンリ-馬場ゆえ、
牝馬には地力&パワーも
かなり必要となっている=
地力筋が活きるレースに
なっているのでしょう。

 

またG1で好走するような
実力上位馬が多数出走する
厳しいメンバー構成に
なりますから、特に穴馬が
力差を覆して好走するには、
人気馬以上に地力&パワーを
備えていたほうが効果的な
面もあるのだと思います。

 

ともあれ穴を見繕いたいなら
グレイソヴリン・ニジンスキー・
そしてサドラ-といった
「極端な地力筋」を含む
血統組成か否かのチェックを
施しておきたいところです。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

 

PART3・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。