『セントライト記念の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「セントライト記念」の
穴馬探しをお届けします。

 

次週末は、土・日・月の
3日間開催となります。

 

セントライト記念は月曜に
中山の芝2200mで行われる
菊花賞トライアル。

 

上位3頭に、菊花賞への
優先出走権が与えられます。

 

早速、セントライト記念の
知られざるポイントから
お伝えしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
セントライト記念の不変の
傾向!「非根幹距離で
好走した実積が無い馬」は
好走できない

 

→当レースの隠れたキモ。
セントライト記念以前に
非根幹距離(芝1800m+
芝2200m)のレースで
好走したことがない馬が、
セントライト記念で全く
好走できていません。

 

近5年(新潟施行の14年は
除く/10年以降)の
セントライト記念出走馬のうち
それまでに「芝1800m+
2200mで3着以内に好走した
ことが全く無かった」全27頭の、
セントライト記念での成績を
診てください。ちょっと
ビックリします。

 

10年 5着 ダークシャドウ   0.0.0.0
10年 8着 ナイスミ-チュー  0.0.0.2
10年10着 ベストアンサー   0.0.0.1
10年11着 シャイニンアーサー 0.0.0.3
10年15着 シルクスチュアート 0.0.0.0
10年16着 ガナ-ル      0.0.0.0
10年17着 コスモヘレノス   0.0.0.5
11年 6着 ラヴェルソナタ   0.0.0.1
11年 9着 ムスカテール    0.0.0.1
11年10着 ロイヤルクレスト  0.0.0.0
11年13着 ターゲットマシン  0.0.0.0
11年15着 クワイアーソウル  0.0.0.1
12年12着 ソルレヴァンテ   0.0.0.1
12年15着 アートサハラ    0.0.0.0
12年16着 ボーイフレンド   0.0.0.2
13年 6着 バンデ       0.0.0.0
13年 7着 レッドルーファス  0.0.0.2
13年 8着 サイモンラムセス  0.0.0.0
13年10着 マイネルマエストロ 0.0.0.2
13年11着 ヒロノプリンス   0.0.0.2
13年14着 イレブレイスブル  0.0.0.0
15年 5着 ベルーフ      0.0.0.1
15年 9着 グリュイエール   0.0.0.4
15年11着 タケルラムセス   0.0.0.0
15年14着 スモークフリー   0.0.0.0
16年 8着 ピースマインド   0.0.0.1
16年10着 ステイパーシスト  0.0.0.0

 

※各馬のいちばん右は
セントライト記念の前までの
芝1800m+2200m戦での戦績

 

 

このように、27頭の
セントライト記念での成績の
合計は何と(0.0.0.27)!
掲示板に載った馬も2頭のみ。

 

一昨年も3番人気ベルーフが
コレに該当して凡走しました。
昨年も6番人気馬が10着大敗。
とにかく走らないのです。

 

つまり、セントライト記念=
これまでに「非根幹距離で
好走した実績がある」馬しか
好走していないというコト。

 

ラクでないコースが多い
非根幹距離のレースの中でも
とりわけタフな中山2200m。
しかも【ポイント1】で記した
とおり当レースの性質自体も
キツいですから?走する
ためには非根幹距離レースで
好走した実積が一度はないと
はじまらないのでしょう。

 

ともあれ、出走各馬の
非根幹距離=芝1800m+
2200mでの好走実績の
有無をチェックする作業が
非常に肝要となります。

 

 

 

【ポイント2】
ダービー組が断然優勢

 

→近10年の当レース出走馬の
前走別成績を診てください。

 

ダービー    複勝率46% 6.4.3.15
ラジオNIKKEI 複勝率23% 2.1.2.17
OP・準OP 複勝率 0% 0.0.0.15
1000万    複勝率15% 1.4.1.34
500万   複勝率 7% 1.0.2.40

 

 

ダービーを使ってきた馬が
断然優勢。ほぼ2頭に1頭が
馬券に絡んでいる計算です。
ただ1000万経由組も健闘。
2年に1回は1000万の馬が
馬券に絡んでいます。

 

ちなみに「皐月賞馬」は
近10年で当レース2戦2勝と
まったく崩れていません。
(14年イスラボニ-タ、
16年ディーマジェスティ)

 

 

 

【ポイント3】
父ロベルト系vsステイゴールド

 

→タイトルどおり。
セントライト記念は
「ロベルト系」保持馬と
「ステイゴールド産駒」が
とにかくよく走ります。
しかも、妙味も提供。

 

近5年(新潟施行の
14年除く/11年以降)の
馬券圏好走馬15頭の
父を診てください。

 

11年1着馬(6) ★
11年2着馬(3)
11年3着馬(1)
12年1着馬(1) ★
12年2着馬(14) ●
12年3着馬(4)
13年1着馬(3) ●
13年2着馬(5)
13年3着馬(6)
15年1着馬(6)
15年2着馬(9) ●
15年3着馬(10) ★
16年1着馬(1) ●
16年2着馬(2) ●
16年3着馬(3)

 

●=父か母父がロベルト系の馬
★=ステイゴールド産駒
(カッコ数字)は人気順

 

 

上記15頭中、半数以上の
8頭に印が付きました。
つまり、毎年の好走馬の
半数は上の記血統傾向に
合致する、ということ。

 

しかも、8頭の人気順は
1・1・2・3・6・9・
10・14と妙味も十分。
当レースで穴を狙う場合も
この2種の血統筋に注目…
といえるワケです。

 

息を入れられるポイントが
意外に少ない中山外回りの
2200m。しかも当レースは
平均ペースで流れ、さらに
最後にひと脚使い加速する
シビアなラップになりがち
(しかもそのようなレースの
経験値が低い3歳馬の一戦)
ですから、好走するには
相応のスタミナとパワーが
欲しいところ。

 

ゆえに、ロベルト系や
ステイゴールド産駒が
備える秀でたスタミナと
パワーが活きやすい、と
いうことなのでしょう。

 

ともあれ、この2点の
血統ポイントに注目して
ください。

 

 

 

 

以上3点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

 

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。