『京都2歳Sの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京都2歳S」の穴馬探しを
お届けします。

京都2歳Sは
11月25日(土)に京都で
行われる2歳重賞です。

2歳路線の過剰な整備により
毎週のように行われて
すっかり乱立気味の2歳重賞。
特に今年は、各2歳重賞での
出走頭数が減少しています。

つまり今年は「それほど
レベルが高くない馬」が
2歳重賞で好走して賞金を
稼ぎ、クラシック本番に
コマを進めてくる流れに
なっている、ということ。
これは来春のクラシックの
ポイントにもなりそうです。

ともあれ、今年は暮れの
12月28日にホープフルSも
G1として行われますが、
あらためて路線の再整備が
必要な状況では…と痛感する
今年の2歳戦線です。

土曜施行のレースですので
早速、京都2歳Sの
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
「スタミナ血統」馬の
好走が非常に多い

→重賞に昇格して今年が
まだ4年目のレースですが、
血統面では顕著な傾向が
現れています。なぜか、
スタミナ色が濃い血統の
馬の好走が多いのです。

全3年の当レースで好走した
9頭の父を診てください。

14年1着馬 ●ハ-ツクライ
14年2着馬  ダイワメジャー
14年3着馬 ●ハ-ツクライ
15年1着馬 ●ハ-ビンジャー
15年2着馬 ●マンハッタンカフェ
15年3着馬 ●ハ-ツクライ
16年1着馬  ディープインパクト
14年2着馬  キングカメハメハ
14年3着馬 ●ニューアプローチ

一目瞭然。14年2着馬の
スタミナ色が濃い種牡馬の
名がズラッと並びました。
(●印が該当)

当レースはオープン特別で
行われていた時代から緩急の
凹凸が大きく、中盤で流れが
大きく緩むことが多めですが、
京都の内回り戦らしく終盤の
勝負どころでペースが上がる
地点は早めですから、中盤で
緩むワリにスタミナは必要な
「ややタフな流れ」とも
言えます。

しかも、実戦経験がわずかな
馬ばかりが走る当レース。
ゆえに「実戦経験の少なさと、
タフな流れへの不慣れさ」を
カバーすべく、スタミナ色の
濃い血統が活きている…と
いうことなのでしょう。

まずは血統のスタミナ色を
診て、予想の手がかりと
したいレースです。

【ポイント2】
「距離経験」も欲しい

→前項【ポイント1】と
同じ背景の話になりますが、
相応のスタミナが必要な
レースゆえ、マイル以下の
距離しか経験の無い馬は
苦戦傾向。

下記のように、当レースが
オープン特別だった年まで
広げた前10年で診ても、
距離経験が無かった馬は
ほとんど走れていません。

当レースまでに
1800m超の距離経験が…
★あった馬  複勝率40% 10.10.9.44
★なかった馬 複勝率 5% 0.0.1.19
(近10年)

今年も手薄な出走メンバーを
「狙ってきた」かのように
距離経験の無い馬が何頭も
エントリーしてきましたが、
私は推奨扱いする予定は
ありません。

【ポイント3】
前走の位置取り+結果に
要注目

→全2年の好走馬9頭のうち
8頭が、下記のように前走で
4角5番手以内の先行競馬で
連対していた馬でした。
(★印の馬)

14年1着馬 ★前走→4角2番手で1着
14年2着馬 ★前走→4角5番手で1着
14年3着馬 ★前走→4角2番手で1着
15年1着馬 ★前走→4角2番手で1着
15年2着馬 ★前走→4角先頭で1着
15年3着馬 ★前走→4角4番手で1着
16年1着馬  前走→4角9番手で2着
16年2着馬 ★前走→4角5番手で2着
16年3着馬 ★前走→4角5番手で1着

当レースは前述したように
小回りの内回りが舞台で、
終盤の流れがややタフに
なりがちな一戦。ゆえに
直近のレースで前で進めて
かつ踏ん張り切ってきた
実積=当レースに対する
「適性」として活きやすい
面があるのでしょう。

以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。