『ステイヤーズSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ステイヤーズS」の
穴馬探しをお届けします。

次週末からは、師走の
中山・阪神・中京競馬が開幕。

ステイヤーズSは、中山の
開幕日を飾るG2重賞です。
日本の平地戦では最長距離を
駆けるマラソンレース。

土曜施行ですのでさっそく、
当レースのポイントを
お伝えしていきましょう。

【ポイント1】
配当妙味を連れてくるのは
いつも「関西馬」

→中山開催のレースですが、
関西馬の好走が多いのが
当レースの特徴です。

近10年の当レースの
所属別成績を診てください。

関東馬　4.2.3.68　複勝率12％
関西馬　6.8.7.50　　　　30％

東高西低のレースは多く
存在しますが、関東開催の
レースでありながらここまで
東西のアベレージ差が大きい
レースも珍しい。圧倒的に
関西馬が優勢です。ほぼ
トリプルスコアの状況。

しかも、このレースで
「穴」をあけているのも、
関西馬ばかりなのです。

近10年で「6番人気以下で
3着以内に好走した穴馬」は
ぜんぶで9頭いましたが、
何と9頭すべてが関西馬！

07年　マキハタサ　1着　7番人気　関西馬
08年　エアジパン　1着　6番人気　関西馬
08年　トウカイエ　3着 11番人気　関西馬
09年　ゴールデン　2着 13番人気　関西馬
11年　イグアス　　2着　6番人気　関西馬
12年　トウカイト　3着 12番人気　関西馬
12年　トウカイト　1着　8番人気　関西馬
13年　トウカイト　3着　7番人気　関西馬
15年　カムフィー　2着　7番人気　関西馬

昨年は1・3・2番人気の
ワンツースリーでしたが、
その3頭の中で最も人気が
低かった3番人気の関西馬が
2着に食い込みました。

別に、関西馬の出走頭数が
圧倒的に多いレースという
ワケではありません。
むしろ、関東馬のほうが
出走頭数が多いほど。

しかし、馬券に絡む馬も
穴を出す馬も、関西馬が
断然多いのです。

これほどハッキリした
傾向が出ているからには、
難しい理屈はさておき、
まずはこのデータを素直に
受け入れたいところ。

関東馬と関西馬で取捨に
迷った時は関西馬を優先…
そのように、このデータは
活用できればと思います。

【ポイント2】
リピーターレース

→小回りの内回りコースを
2周するマラソンレースと
いう非常に特徴的な性質の
レースのため、いわゆる
「リピーター」の好走が
多いのもステイヤーズSの
特徴です。近年だけでも
リピーターが下記のように
好走しています。昨年も、
リピーターの1着2着でした。

トウカイトリック
　06年2着、11年3着、12年1着、13年3着
（07年4着、09年4着）

ネヴァション
　07年2着、10年3着　（12年5着）

ファタモルガーナ
　12年2着、14年2着

デスペラード
　12年3着、13年1着、14年1着

アルバート
　15年1着、16年1着

ファタモルガーナ
　12年2着、14年2着、16年2着

上記の中のネヴァション・
ファタモルガーナのように、
「連続していない」2年に
わたって好走する例も
ありますから、昨年に
好走した馬だけではなく、
一昨年以前の当レースで
好走した馬も要チェックと
言えましょう。ともあれ、
当レースで好走した実積＝
そのまま武器となります。

【ポイント3】
ベタな長距離血統馬が強い

→「マラソンレース」ゆえ
当たり前の話ではありますが、
当レースは、誰でも分かる？
ような「ベタな長距離血統」の
馬が強いのも特徴です。

近5年の好走馬15頭の血統を
診てください。見事なほど、
長距離血統が揃っています。

※父or母父が長距離血統の
　馬のみ、その父名（母父名）を
　記しています

12年1着馬　母父 シルヴァ－ホーク
12年2着馬　母父 エリシオ
12年3着馬　母父 トニービン
13年1着馬　母父 トニービン
13年2着馬
13年3着馬　母父 シルヴァ－ホーク
14年1着馬　母父 トニービン
14年2着馬　母父 エリシオ
14年3着馬
15年1着馬　母父 ダンスインザダーク
15年2着馬　　父 ダンスインザダーク
15年3着馬　　父 ステイゴールド
16年1着馬　母父 ダンスインザダーク
16年2着馬　母父 エリシオ
16年3着馬　母父 ブライアンズタイム

【ポイント4】
意外に？内枠は有利

→「マラソンレース」ゆえ
枠は関係ないだろうとつい
考えてしまいますが、じつは
当レースは下記のように
内枠有利。小回りの内回りを
クルクルッと2周まわってくる
レースですから、内枠の利は
じつは結構大きいのです。

（近10年の馬番別成績）
4番から内　勝率15％　複勝率28％　6.1.4.29
5番から外　勝率04％　複勝率18％　4.9.6.89

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。