『チャレンジCの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「チャレンジC」の
穴馬探しをお届けします。

次週末からは、師走の
阪神・中山・中京競馬が開幕。

チャレンジCは、阪神の
開幕日を飾るG3重賞です。

昨年まで、冬の開幕週は
金鯱賞(中京)が行われて
いましたが、金鯱賞が
3月に移行。その代替と
して、このチャレンジCが
開幕週施行に繰り上がり
斤量がハンデ→別定に、
距離も1800→2000mに
今年から変更されました。

つまり、昨年までの
「単なるハンデG3」から
「有馬への最終ステップ」の
レースへ大きく衣替えした
ことになります。

しかも、阪神で距離が
1800→2000mに変わったと
いうことは外回り→内回りに
変わったということ。

よって、昨年までの
当レースの傾向はまったく
使えません。

そこで今回は(昨年までの
同性質戦だった)金鯱賞で
顕著に現れていた傾向を
一つだけお伝えしておきます。
新装チャレンジCでも、この
傾向は引き続き現れる可能性が
あると感じるためです。

それは「余力十分の馬」を
狙うべし、という点。

近5年の12月施行の金鯱賞で
3番人気以下で3着以内に
好走した全12頭の「直前の
秋の重賞で残してきた
好走実積」を診てください。

12年 1着 オーシャ(6)アル共 5着
12年 2着 ダイワマ(8)×
12年 3着 アドマイ(4)×
13年 1着 カレンブ(3)×
13年 2着 ラブリー(6)×
13年 3着 ウインバ(8)×
14年 2着 サトノノ(4)天皇賞 8着
15年 1着 ミトラ (5)カマ- 3着
15年 3着 サトノノ(4)アル共 4着
16年 1着 ヤマカツ(4)天皇賞 15着
16年 2着 パドルウ(9)×
16年 3着 シュンド(6)エリ女 6着

×=直前の秋競馬の重賞への
出走じたいが無かった馬。
(カッコ数字)は人気順。

そして各馬とも、直前の
秋競馬で出走した重賞のうち
最も高い格のレースでの
着順を記しています。

このように全12頭のうち
10頭が、下記どちらかに
該当する馬でした。

・直前の秋重賞で
 掲示板圏にすら好走できなかった

・直前の秋重賞に
 出走すらしていなかった

つまり、直前の秋の重賞で
パワーを使い切っておらず
余力が十分に備わっている馬、
あるいは秋の重賞に出走すら
せず体調的にまだ余力が十分に
ある馬が、馬券妙味を連れて
きているのです。

競馬カレンダー的に端境期を
そろそろ迎えるこの時期の
古馬重賞で大切なのは、
現時点での「余力量」という
こと。

逆に、秋の重賞やGIを
目標に一旦目イチで仕上げられ、
レースでも目一杯に走って
良績も残したうえで、さらに
12月の重賞で「もう一丁」と
欲張る馬は、年の瀬も近いこの
時点では余力的に、そろそろ
厳しくなってくるケースが
多いのです。

ですから、チャレンジCも
この傾向だけは今後も
現れるのでは無いか、と
睨んでいます。

ローテーション的に、
見るからに「余力だけは
ありそうだな」と感じる馬を
積極的に狙いたい。たとえ
休み明けでも構いません。

以上の点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。