『ブラッドストーンSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ブラッドストーンS」の
穴馬探しをお届けします。

次週から「春競馬」が開幕。
中山・阪神で8週にわたって
開催が続きます。

ブラッドストーンSは
2月25日(日)に中山の
ダート1200mで行われる、
準オープン戦です。

昨年までは、この春初週に
アーリントンCが組まれて
いましたが、今年から
施行時期が4月に移ったため
春初週の重賞は中山記念・
阪急杯のみとなりました。

したがいまして、今週は
ブラッドストーンSの
展望もお伝えしていきます。

さて、当レースは中山の
ダート1200mで行われますが、
当舞台の最大の特徴といえぱ
「外枠有利」なことです。

2013~2017年の当舞台の
全レース通算の馬番別成績を
診てください。

01番 複勝率15% 39.32.27.518
02番 複勝率15% 32.28.37.522
03番 複勝率15% 25.40.32.520
04番 複勝率20% 37.44.43.493
05番 複勝率16% 37.29.34.517
06番 複勝率16% 35.33.35.514
07番 複勝率17% 37.39.33.509
08番 複勝率23% 45.45.57.469
09番 複勝率17% 36.36.33.512
10番 複勝率20% 44.38.43.492
11番 複勝率21% 43.50.39.482
12番 複勝率19% 41.42.38.490
13番 複勝率19% 35.34.49.488
14番 複勝率23% 41.53.42.455
15番 複勝率23% 46.43.43.438
16番 複勝率21% 46.34.34.419

このように14番から外の枠は
軒並み複勝率21%超。いっぽう、
3番から内は全て15%止まり。

明らかに外枠>内枠ですが、
5年通算アベレージですから
この差は「かなり大きい」と
言えます。

スタート後しばらく芝を走る
中山ダート1200mですが
コースの構造上、外枠馬ほど
芝区間を長く走れるため、
外枠の先行馬はテンから
流れに乗りやすいですし、
外枠の差し馬も普通に出れば
スピードに乗れますので
難なく中位に付けられます。
しかも他馬に揉まれる懸念が
なくスムーズに進められます。

逆に、内枠に入った馬は
テンから流れに乗りづらい
うえに、先行馬は「外から
揉まれないよう出していく
しかない」ため、テンから
無理に追って負荷が生じます。
差し馬は外から揉まれないよう
一旦下げる必要が出るため、
極端に後方に下げるロス有の
競馬を余儀無くされます。

ということで、外枠馬=
いいことばかり。内枠馬=
悪いことばかりの当舞台。

しかし、一部のファンは
中山ダート1200m戦を
予想する際でも「内枠に
入った※※※※(←馬名)が
枠の利を活かしそう」「外枠の
※※※※(←馬名)はロスが
心配」などとつい単純に
考えて予想しますから(笑)、
外枠だから人気が上がる&
内枠だから人気が下がる
現象もあまり現れません。

しかし実際には内枠と外枠で
大きな成績差が有りますし、
脚質+枠によって「発生する
現象」は大きく異なってきます。

ですので、出走馬の枠と脚質を
じっくりチェックしたうえで
展開を読み、基本的に外枠の
馬がスムーズに競馬を進める
展開を描いて予想するのが
当舞台におけるレース予想の
「基本型」。

ダート1200m戦の施行数が
非常に多い中山ですが、まず
この点は頭に入れておきたい
ところです。

以上の点を鑑みた上で、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。