『中山記念の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中山記念」の穴馬探しを
お届けします。

次週から「春競馬」が開幕。
中山・阪神で8週にわたって
開催が続きます。

中山記念は25日(日)に
中山の芝1800mで行われる
伝統のG2重賞です。

さっそく当レースを考察する
際に留意すべきポイントに
ついて、記していきます。

【ポイント1】
次走「大阪杯」出走予定馬に
ついては、仕上がりに注意?

→中山記念は、昨年から
「GIに昇格した大阪杯」の
ステップレースになりました。

それ以前も、当レースから
「G2大阪杯」にコマを進める
馬はいましたが、昨年からは
GIのステップ戦となったため、
当レースの意味合いが少し
変わったことになります。

G1のステップ戦で目一杯に
仕上げる事は少ないですから、
次走大阪杯出走予定の馬=
昨年からは、中山記念に
「甘めの仕上げ」で出てくる
可能性が高くなったワケです。

実際に昨年は、さっそく
当レースに「GI大阪杯への
叩き台」として出走してきた
アンビシャスが、1番人気に
応えられず4着…。前年の
2着好走時とは対照的な
甘い仕上げでした。

次走にGIへ行くつもりの馬=
前哨戦でお釣りを残して
出走するのは当然といえば
当然。GIのステップ戦となった
昨年からの当レースでは
大切なポイントとなった印象です。

【ポイント2】
年明け初戦馬が強い
レースだったが…

→近5年の好走馬15頭の
「前走」を診てください。

13年1着馬 ★ 有馬記念
13年2着馬 ★ 有馬記念
13年3着馬 ★ 阪神カップ
14年1着馬 ★ 天皇賞秋
14年2着馬 ★ 朝日チャレンジC
14年3着馬 ★ 札幌記念
15年1着馬 ★ エリザベス女王杯
15年2着馬  根岸S
15年3着馬 ★ 富士S
16年1着馬 ★ ダービー
16年2着馬 ★ 天皇賞秋
16年3着馬 ★ 菊花賞
17年1着馬 ★ ダービー
16年2着馬 ★ 天皇賞秋
16年3着馬 ★ 菊花賞
17年1着馬 ★ 香港マイル
17年2着馬 白冨士S
17年3着馬 ★ 香港マイル

このように上記15頭のうち
13頭(★印の馬)の前走が
「昨年のレース」でした。

強い馬があまり出走しない
「1・2月の空き巣重賞」で
好走して当レースにコマを
進めてきたような馬では
力の元値的に通用しづらく、
逆に1・2月の極寒期に
しっかり休んで休養できた
「基本的に力上位の馬」が
まずは順当に走る。これが、
中山記念における基本でした。

しかし、GIのステップ戦と
なった昨年は、2着に
「非・年明け初戦馬」が
快走して穴を空けました。
しかも非GI馬がワンツーを
キメました。

【ポイント1】で記したように
昨年からはGIのステップ戦と
なりましたので、GIを目指す
休み明けの実力上位馬が
「仕上がりが甘め」で出てくる
ことが増える可能性はあります。

その間隙を縫うかたちで
「基本的に力上位」ではない
馬が快走するケースが
今後は増えるかもしれません。

昨年の2着馬の快走、
そして非GI馬のワンツーは
そのサインかもしれない…
と感じているところです。

【ポイント3】
関西馬の勝負気配に注意

→近10年の出走全馬の
「所属別成績」を診てください。
関西馬が優勢。

関西馬 複勝率30%  4.7.5.37
関東馬 複勝率19%  6.3.5.61

G1でもないステップ重賞、
しかも特殊性の強い舞台での
レースにわざわざ遠征してくる
関西馬=勝負気配が強い、と
いうことなのでしょう。
やる気満々の関西馬に注目。

【ポイント4】
逃げ馬がしばしば残る

→近10年の当レースで
逃げた馬は(0.2.2.6)と、
4頭も馬券圏に逃げ残して
います。昨年もロゴタイプが
3着粘走。小回りトラック+
小回りの内回りコース+
近年は道中で一旦ペースが
落ちることも増えているため
逃げ残りが増えている印象。

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。