『マイラーズCの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「マイラーズC」の
穴馬探しをお届けします。

次週からは、いよいよ
春の京都・東京が開幕。

マイラーズCは
4月22日(日)に京都で
行われるマイル重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントを5つご紹介します。

なお、当レースは
施行週が春の阪神最終週から
春の京都開幕週に移って、
今年で7年目。

ですので下記でお伝えする
過去傾向については
全て、京都施行の近6年分に
ついて記しています。

【ポイント1】
父方の血統に「軽快さ」が
欲しい

→近6年の好走馬18頭の
「父」を診てください。
(カッコ数字)は人気順。

12年1着馬(3)ホワイトマズル
12年2着馬(6)ディープインパクト
12年3着馬(7)キングカメハメハ
13年1着馬(5)サクラバクシンオー 
13年2着馬(8)ラスカルスズカ
13年3着馬(3)ディープインパクト
14年1着馬(3)ディープインパクト
14年2着馬(2)ディープインパクト
14年3着馬(1)ディープインパクト 
15年1着馬(8)アグネスタキオン
15年2着馬(5)ダイワメジャー
15年3着馬(1)ディープインパクト
16年1着馬(3)キングカメハメハ
16年2着馬(5)ディープインパクト
16年3着馬(11)ダンスインザダーク
17年1着馬(2)フジキセキ
17年2着馬(1)キングカメハメハ
17年3着馬(7)スニッツェル

上記18頭の顔ぶれを診ると
ディープ+キンカメ産駒で
半数超の10頭を占め、また
昨年の1着・3着馬も父方は
「軽快系」。他を診ても
サクラバクシンオーや
アグネスタキオンといった、
とにかく「スピード戦に強い、
軽い資質」の種牡馬の名が
多く目につきます。

ディープも、キンカメも、
サクラバクシンオーも、
昨年3着のダンチヒ系も、
高速スピード決着に非常に
強い血ですが、毎年、春の
京都の芝は軽く、常に速い
時計が出ます。しかも
このレースは一流マイラーが
集うためスピード勝負の趣が
いっそう濃いめ。

ゆえに、血統的にも
高速スピード戦に対応できる
バックボーンの筋を備える
馬の好走が多くなっている、
ということなのでしょう。

血統チェックの際は
父方の「軽快さ」に
要注目です。

【ポイント2】
「上がり最速馬」が
1勝5敗

→近6年の当レースにおける
『上がり最速馬』の
着順などを診てください。

12年 レッドデイヴィス  5着 4角15番手から
13年 カネトシディオス  12着 4角18番手から
14年 サンカルロ     7着 4角14番手から
15年 ディアデラマドレ  7着 4角18番手から 
16年 クルーガー     1着 4角12番手から
17年 ブラックスピネル  4着 4角7番手から

このように、上がり最速で
上がった馬の成績は不調。
馬券に絡んだのは、わずか
1頭だけです。

「どうしても位置取りは
後ろになるけど、ラストの
脚だけはキレる」タイプの
馬は狙わないほうがいい
レース、といえます。

なお、2016年だけは
上がり最速の後方待機馬・
クルーガーが届きましたが、
この年は、上記6年の中で
テン600mが最速でした。

【ポイント3】
やたら「5歳馬」が強い

→近6年の「馬齢別」成績は
下記のとおり。5歳馬が
圧倒的な強さを誇ります。

4歳  複勝率14% 1.3.0.25
5歳  複勝率36% 3.1.4.14
6歳  複勝率16% 1.1.1.16
7歳上 複勝率15% 1.1.1.20

昨年も、5歳馬の人気薄・
ヤングマンパワーが3着に
入って配当をハネ上げました。

斤量比較でキツイ面がある
4歳馬、高速スピード維持の
点でそろそろ厳しくなってくる
馬もいる6歳以上馬とは違い、
5歳馬は不安点が少ないが事も
この現象の一因と見ます。

【ポイント4】
「関東馬」は苦戦傾向

→近6年の当レースにおける
所属別の成績を診てください。
関東馬はスピード負けして
いる印象で、成績低調です。

関東馬 複勝率13% 1.0.1.14
関西馬 複勝率20% 5.6.5.64

以上4点を鑑みた上で、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。