『飛竜特別の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「飛竜特別」の
穴馬探しをお届けします。

飛竜特別は5月13日(日)に
新潟の芝直線1000mで
行われる500万特別です。

次週末に行われる重賞は
京王杯SC・ヴィクトリアマイルの
2頭のみ。

そこで、日曜新潟12Rの
飛竜特別も取り上げます。

今回は「千直戦の
狙いかたの基本」を中心に、
当レースのポイントを
お伝えする事にしましょう。

【ポイント1】
今の時期の「500万」は
4歳馬を狙おう

→先週の当欄などでも
お伝えしているとおり、
今の時期の500万は
「4歳馬」狙いが基本。

いま500万に在籍中の
4歳馬=5月27日の
ダービー当日までに
500万を勝っておけば、
(そこで勝って1000万に
昇級しても、次週の
安田記念週にすぐ500万に
降級するため)美味しい
「500万連勝」を狙える
ことになります。

しかしダービー週までに
500万を勝ちきれず
次週の安田記念週以降に
500万を勝ってしまうと
すぐ1000万に昇級して
しまい、もう500万には
二度と戻れません。よって
「500万連勝」の美味しい
機会は二度と訪れません。

それは、馬主さんにも
厩舎にも相当な痛恨事と
言えます。

ですから「500万なら
すぐ勝てそうな4歳馬」は
今の時期、目イチ仕上げで
勝利を狙ってくるのです。
今の時期の500万はそんな
「勝負気配の強い」4歳馬を
重視する策が得策なのです。

実際に、先週の500万の
レースで馬券圏に好走した
24頭のうち約2/3の15頭が
4歳馬でした。

【ポイント2】
最近の短距離戦で
前に行っていた馬が狙い目

→新潟の千直戦は、テンから
トバしてたとえバテ気味に
なっても(スピードの惰性+
平坦の直線を味方にしつつ)
失速せずゴールできます。

ですからペースに関係なく
テンから逃げた&先行した
馬が断然有利。

ですので、千直戦で最も
大切なのは、各出走馬の
「スタートダッシュ力」の
有無を見極めること。
「最近の短距離戦で(着順に
関係なく)しっかり先行して
いた履歴」を持つ馬を狙う
策が、基本線となります。

特に『他場の短距離戦で
先行→バテて大敗』した馬が
千直戦では一転粘り込める
ことが増えますから、格好の
穴の狙いどころと化します。

【ポイント3】
走りやすい枠を得た馬が
狙い目

→千直戦は、特に外枠馬に
とっては究極の「進路の
取り合い」。

走りやすい外ラチ沿いを
取ろうとして、多くの馬が
「外へ」馬を誘導するため
どうしても外ラチ沿いに
馬が殺到します。

そのため「先手をうまく
取れなかった外枠馬」は、
前がズラリ馬の壁になって
早々に絶望的になる事が
よくあるのです。

そんな「進路が詰まって
ノーチャンスになった
外枠馬」よりも、むしろ
(進路が十分に空いている)
内中枠馬のほうがスムーズに
進められる事も多々あり。

ですので、千直戦では
枠の「並び」をしっかりと
確認して「外ラチ沿いを
スムーズに確保できそうな
外枠馬」と「進路が詰まって
苦しむ可能性がありそうな
外枠馬」を分け、後者の
評価を下げたうえで(進路は
スムーズに確保できそうな)
内中枠勢を次位に評価する…
これが大切な策となります。

【ポイント4】
ダート短距離での
好走実積をチェック

→オーバーペース気味でも
テンからトバした馬が惰性で
粘り込める千直戦独特の
傾向=ほぼ前傾ラップになる
ダート短距離戦の展開と同じ。

つまり千直戦で好走する
ために必要な素養と、ダートの
短距離戦で好走するために
必要な素養は同じ、ということ。

ゆえに、千直戦では
「ダート短距離戦で好走した
実積のある馬」が、けっこう
好走するのです。

ダート短距離での好走実積を
持つ馬が、それが理由で
人気になることはまず
ないですから、配当妙味を
求めたい方もぜひ、この
ダート短距離実績に注目して
いただければと思います。

ダート短距離での好走実積さえ
あれば、たとえ初芝の馬でも
走れるのが千直戦なのです。

【ポイント5】
ダート短距離血統の馬が
狙い目

→上記【ポイント4】の
理由からダート短距離血統の
馬の好走が多いのも
千直戦の特徴です。

PART2では、今年の
当レースで狙いたい馬を
具体的にご紹介しましょう。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。