『小倉大賞典2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「小倉大賞典」の
穴馬探しをお届けします。

小倉大賞典は
2月17日(日)に
小倉芝1800mで
行われるハンデG3。

G1フェブラリーSの
ウラで、毎年ひっそり
行われます。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
「ハンデ54キロ以下」の
馬が、近年ほぼ全滅中

→当レースの「キモ」です。
小倉大賞典では、じつは
54キロ以下のハンデの馬が、
ほとんど好走していません。

近10年(中京で行われた
2010年を除く2008年~
2018年)の、ハンデ別の
成績を診てください。

53キロ以下 複勝率 4% 0.1.0.26
54キロ   複勝率 4% 1.0.0.25
55キロ   複勝率21% 3.1.4.31
56キロ以上 複勝率30% 6.8.6.47

このように、54キロ以下の
馬はほとんど全滅です。
重くなるほど好アベレージ。

これほどハッキリとした
結果が出ていれば、背景に
ついて余計な詮索の必要ナシ。
傾向が崩れるまでこの点を
意識すれば良いでしょう。

「今回は軽ハンデだから
好走するかも?」と安易に
考えないことが大切です。

【ポイント2】
内枠有利

→近10年(中京開催の
2010年を除いた近10年/
2008年~2018年)の
当レースの枠別成績を診て
ください。

1・2枠 複勝率30% 3.6.3.28
3・4枠 複勝率18% 4.1.2.33
5・6枠 複勝率13% 1.0.4.34
7・8枠 複勝率15% 2.3.1.34

一目瞭然。1・2枠の
アベレージが抜けています。

小回りトラックにおける、
多頭数のオープン馬に
よるハイスピード戦。
外枠馬は、外から中へ
潜り込む機会じたいが
限られます。

ましてや、今の時期の
小倉の芝は馬場状態が
かなり良いですから、
内目を通ってこられる
内枠の馬に利が働きやすい、
ということなのでしょう。

ただ、だからといって
「内枠の先行馬」が
断然有利という意味では
ありません。

内枠から出て、道中は
内目を進んでおき、最後に
馬場の内・中から捌いて
くる「差し馬」の好走も
少なくないレースです。
データで診れば先行・
差しの好走率はほぼ互角。

前・後の脚質面よりも
とにかく「内々」を
意識したいレースと
言えましょう。

先週開幕した今年の
小倉の馬場も、上記の
「傾向」を用いることが
できる状態と診ています。

【ポイント3】
ハンデ重賞だけど
「格」が効いている?

→近10年(中京開催の
2010年を除いた近10年/
2008年~2018年)の
当レースの前走の格別・
成績を診てください。

GI      複勝率25% 1.0.0.3
G2      複勝率35% 3.4.3.19
G3      複勝率18% 4.4.6.63
オープン特別  複勝率12% 1.2.1.30
準オープン   複勝率 8% 1.0.0.12

小倉大賞典は「ローカルの
G3ハンデ重賞」で面子も
貧弱ですから、力の元値が
足りない馬や格下馬でも
走れると思いがちですが…

じつは、前走でG1やG2など
格の高いレースを走ってきた
馬の成績が、普通に優秀。
逆に、前走で準オープンに
出走するなど格下感の強い
馬が苦戦しています。

前述【ポイント2】=
軽ハンデ馬が苦戦している
傾向も合わせて鑑みれば
小倉大賞典は「ローカルの
ハンデG3重賞らしくない
レース」と捉えておくのが
正解かもしれません。

以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。