『鳴尾記念2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「鳴尾記念」の
穴馬探しをお届けします。

関西の開催は
今週から阪神に移動。
鳴尾記念はその開幕日、
6月1日(土)に行われる
芝2000mの重賞です。
宝塚へのステップレース。

昨年は、4番人気1着の
ストロングタイタンを
単独推奨させて頂きました。

なお、昨年のこの週は
ピックアップした
3レース=国分寺特別・
鳴尾記念・安田記念の
単独推奨馬が全勝を
達成しています。

今年も、同じ3レースを
ピックアップ。昨年に
準ずる成績を目指します。

さっそく、鳴尾記念の
ポイントをお伝えします。

なお、鳴尾記念が現行の
「6月阪神の開幕週」施行と
なったのは2012年から。

よって、下記で紹介する
各傾向などは、2012年から
昨年まで7年ぶんの結果を
基にしたものです。

【ポイント1】
小回りの芝中距離重賞で
連対実績のある馬を狙え

→当レースのキモです。
下記を診てください。

12年1着 トゥザグロ  連対あり
12年2着 ショウナン  連対あり
12年3着 トーセンラ
13年1着 トウケイへ
13年2着 エクスペデ  連対あり
13年3着 ダノンバラ  連対あり
14年1着 エアソミュ
14年2着 アドマイヤ  連対あり
14年3着 フラガラッ
15年1着 ラブリーデ  連対あり
15年2着 マジェステ
15年3着 アズマシャ  連対あり
16年1着 サトノノブ  連対あり
16年2着 ステファノ  連対あり 
16年3着 プランスペ
17年1着 ステイイン
17年2着 スマートレ  連対あり
17年3着 マイネルフ  連対あり
18年1着 ストロング
18年2着 トリオンフ  連対あり
18年3着 トリコロー

これは、全7年の
当レース好走馬21頭の、
「小回りコースでの
芝中距離重賞」での
連対実績を示したもの。
(中距離=1800~2000m)

このように21頭のうち
半数以上の12頭が
「小回りコースでの
芝中距離重賞」で既に
連対した実績を持っていた
馬だったのです。

鳴尾記念の舞台=内回りで
小回りの阪神芝2000m。
しかも、夏の開幕日で
馬場状態が非常に良く
勝負どころでスピードも
結構出るレースですから、
好勝負するためには
そんなタフな状況で
走りきることを下支えする
相応のパワーが必要です。

もちろん「小回り向きの
器用な機動力・実戦力を
備えている」馬こそが
当レースへの適性が
高いと言えます。

ゆえに、要パワー戦が
圧倒的に多い「小回りの
芝中距離重賞」での
好走実績がストレートに
活きている、という
ことなのでしょう。

【ポイント2】
道中のペース次第で
好走する血統が変わる

→超スローだった一昨年は
「父サンデー系」の馬が
1・2・3着を独占しました。

しかし逆に、ペースが
タフに流れた2014年や
昨年は「非サンデー」馬が
ワンツーを果たしました。

2014年1着 父グレイソヴリン系
2014年2着 父サドラ-系

2018年1着 父ミスプロ系
2018年2着 父ノ-ザンダンサー系

流れがスローに緩むと
小回りコースゆえ瞬発力が
いっそうカギになるため、
サンデーの長所が活きます。

逆に各騎手が小回りを
意識しすぎて、レースが
早く動いてレースの質が
厳しくなるとタフな血筋が
多い「非サンデー系」の
台頭がグッと増えるのです。

ペースが緩・急の
どちらにも転びがちな
小回り2000mの重賞。

今回のペースを想定してから
「狙う血統」を定めるのも
効果的な予想法なのです。

【ポイント3】
「内枠有利」ではない

→近7年の枠別成績は
下記のとおり。内枠馬が
やや苦戦しています。

1・2枠 複勝率19% 0.1.2.13
3・4枠 複勝率18% 1.0.2.14
5・6枠 複勝率29% 1.2.3.17
7・8枠 複勝率32% 5.4.0.19

レースを診ていますと
内枠馬がテンに行けず
包まれて苦しむシーンも
しばしば有。内枠馬=
テンにしっかり行ける脚の
有無で評価するスタンスで
丁度いいと考えます。

【ポイント4】
前走の「上がり」が
速くなかった馬が勝つ?

→近7年の「前走の
上がり時計の順位」別の
成績は下記のとおり。

前走上がり5位以内 複勝率26%(0.3.4.20)
前走上がり6位以下 複勝率24%(7.3.3.42)

複勝率で診ると
「前走上がり5位以内」と
「前走上がり6位以下」の
馬が上記のように互角ですが、
「5位以内」の馬は未勝利。

つまり、前走の上がりが
(出走馬中で)あまり
速くなかった馬が近年の
鳴尾記念で、ことごとく
勝っているのです。

直線での瞬発力勝負に
なりづらい=上がりの
速さだけではなかなか
好走できない当レースの
性質が色濃く現れていると
言えるのかもしれません。

「前走上がり5位以内」の
馬が、今回も中位後方から
速い上がりで差しこむも
1着に届かずのパターンが
多いとも言えます。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。