『安田記念2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「安田記念」の
穴馬探しをお届けします。

春のG1シーズンも
いよいよ大詰め。
安田記念は6月2日(日)に
東京で行われる
春のマイル王決定戦です。

昨年は、9番人気1着の
モズアスコットを
単独推奨させて頂きました。

なお、昨年のこの週は
ピックアップした
3レース=国分寺特別・
鳴尾記念・安田記念の
単独推奨馬が全勝を
達成しています。

今年も、同じ3レースを
ピックアップ。今年は
アーモンドアイが
いますので(笑)
難しい年になりますが
昨年に準ずる成績を
目指したいと思います。

さっそく、安田記念の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
京王杯SCの好走馬は
基本的に信用しづらい

→当レースのキモです。
下記を診てください。

09年 スズカコ 京王1着 → 安田12着
09年 トウショ 京王2着 → 安田11着
09年 ファリダ 京王3着 → 安田3着
10年 サンクス 京王1着
10年 マルカフ 京王2着 → 安田8着
10年 ア-バニ 京王3着
11年 ストロン 京王1着 → 安田2着
11年 シルポー 京王2着 → 安田8着
11年 ジョ-カ 京王3着 → 安田5着
12年 サダムパ 京王1着 → 安田9着
12年 レオプラ 京王2着
12年 インプレ 京王3着
13年 ダイワマ 京王1着 → 安田9着
13年 トライア 京王2着
13年 ガルボ  京王3着 → 安田7着
14年 レッドス 京王1着 → 安田17着
14年 クラレン 京王2着 → 安田10着
14年 エールブ 京王3着
15年 サクラゴ 京王1着 → 安田17着
15年 ヴァンセ 京王2着 → 安田2着
15年 オメガヴ 京王3着
16年 サトノア 京王1着 → 安田4着
16年 サンライ 京王2着
16年 ロサギガ 京王3着 → 安田9着
17年 レッドフ 京王1着 → 安田3着
17年 クラレン 京王2着 → 安田9着
17年 グランシ 京王3着
18年 ムーンク 京王1着
18年 キャンベ 京王2着 → 安田11着
18年 サトノア 京王3着 → 安田4着

※安田記念の着順が未記載の馬=
  安田記念に出走せず

これは、近10年の
京王杯SCで1~3着に
好走した馬の、次走・
安田記念での全成績です。

上記30頭中、21頭が
安田記念に出走するも
なんと勝ち星ナシ!

通算も(0.2.2.16)、
複勝率もたった20%と
低調です。とても直前の
重要なステップレースの
好走馬のアベレージとは
思えません。京王杯SCの
好走馬からは買えない趣。

安田記念と京王杯SCでは
レースの質が大きく異なる
ことが、この要因でしょう。
距離もペースも、そして
レースのシビアさも全く
異なるため、京王杯SCで
好走しても「G1に繋がる
好材料」とならないのです。

なお、逆に京王杯SCで
「4着以下」だった馬が
近10年の安田記念で
2勝をマークしています。
(サトノアラジン、
ストロングリターン)

【ポイント2】
「超・高速」マイル戦で
買うべき血統は…

→先週からCコースに
替わった東京の芝ですが、
前週よりさらに、速い
時計が出る状態になって
しまいました。かなりの
特殊な馬場です。

そんなスーパー高速馬場で
行われた先週の東京の
マイル戦で好走した馬の
「血統(父、母父)を
あらためて診てみますと
少し特徴がありました。

下記を診てください。
☆=サンデー系、
●=非サンデー系の中の
デピュティミニスター系、
★=その他の非サンデー系。

(土)8R
1着馬 ★シンボリクリ ★エルコンドル 7番人気
2着馬 ★コンデュイッ ★ウイニングチ 4番人気
3着馬 ☆ヴィクトワ- ●クロフネ   2番人気

(土)10R
1着馬 ☆ダイワメジャ ●クロフネ   3番人気
2着馬 ☆キンシャサノ ★タイキシャト 7番人気
3着馬 ●エイシンデピ ★エイシンワシ 6番人気

6頭のうち、父か母父が
デピュティミニスター系の
馬が半数の3頭を占めました。

デピュティミニスター系=
フレンチデピュティ~
クロフネに繋がる筋で
知られる、ダート的パワーに
非常に長けた系統です。

そしてその3頭を含めた
どの馬も、父系・母父系が
ハッキリ「パワーに長けた
組成」の馬ばかり台頭して
いる印象です。

いつも申しますが、時計が
速い芝のレースで好走する
ためには、速い脚で走れる
だけのスピード脚力だけで
なく、その高速スピードの
維持を下支えするための
卓越した「パワー」が必要。

ゆえに、高速馬場での
芝レースでは「パワー色が
非常に濃い血統の馬」の
好走が増えるのですが、
先週の東京のマイル戦では
明快にそのような傾向が
現れていたと思うのです。

今回の安田記念においても
血統的には「パワー」を
十分に意識して考えたいと
思っています。

【ポイント3】
前走距離が長かった馬の
好走確率が高いレース

→近10年の安田記念の
「前走距離」別の成績を
診てください。一目瞭然、
前走距離が長かった馬の
ほうが、好成績です。

1200m+1400m 複勝率18% 4.3.2.41
1600m      複勝率15% 4.4.6.79
1800m+2000m 複勝率29% 2.3.2.17

東京のマイルG1のたびに
なぜか各方面で言われる
「東京のマイル戦は
距離ぶん以上のスタミナを
要する」格言(?)が、
このレースに関しては
ピタリ当てはまっていると
言えるでましょう。

【ポイント4】
リピーターレース

→安田記念は「同じ馬が
2度好走する」傾向が強い
リピーターレースです。

アサクサデンエン 05年1着 06年2着
ウオッカ     08年1着 09年1着
スマイルジャック 10年3着 11年3着
ストロングリター 11年2着 12年1着
グランプリボス  12年2着 14年2着  
ショウナンマイテ 13年2着 14年3着
モ-リス     15年1着 16年2着
フィエロ     15年4着 16年3着
サトノアラジン  16年4着 17年1着
ロゴタイプ    16年1着 17年2着

安田記念が「独特のタフな
要素」が多く含まれている
レースゆえに、これほど
リピーター馬が出現すると
いうことなのでしょう。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。