『ゆりかもめ賞の穴馬探しPART1』シベリアン

「ゆりかもめ賞」の
穴馬探しをお届けします。

ゆりかもめ賞は、土曜に
東京9Rとして行われる
3歳の500万特別です。

 普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
 お届けしている当欄ですが、
 平地3重賞が施行されない週は
 さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

 次週末に行われる平地重賞は
東京新聞杯・きさらぎ賞の
2クラのみ。

そこで今週は、土曜東京の
「ゆりかもめ賞」の展望も
 お伝えします。

 毎年、この時期に
 ダービーと同じ距離条件で
行われている当レース。

 (昨年のみ平場戦として
2月6日に行われましたが、
そのレースを「昨年の
 ゆりかもめ賞」として
 カウントしています)

 早速、ゆりかもめ賞で
留意すべき点について
 お伝えしましょう。

 【ポイント1】
 「2000mでの好走実積」は
欲しいレース

→当欄で再三記していますが
東京芝2400m=スローで
流れることが非常に多いため、
いわゆる距離分のスタミナは
求められない舞台です。

だからこそ、ウオッカや
 ディープスカイといった
「マイラー然とした馬」でも
 ダービーを勝てたワケですが、
 当レースは3歳の早期戦ゆえ
 そもそもこの段階で2400mの
距離を経験済の馬は不在。

それでも近4年の当レースで
3着以内に好走した全12頭の
「距離実積」を診ますと…
ゆりかもめ賞の前までに
既に2000mの距離で馬券に
絡んだことがある馬が12頭の
 うち10頭を占めています。

ゆりかもめ賞は、3歳馬が
初めて迎える東京の2400m戦。
ですから、いつにも増して
 スローで流れるのは必至です。

ですので、既に2000m戦=
 「2歳・3歳早期馬にとって
長めの距離のレース」で、
スローペースで流れる中を
道中しっかり折合いを付けて
脚を残し末を伸ばす、いわば
「東京2400m戦の予行演習を
施してきた馬」が当レースで
好走しているワケです。

 【ポイント2】
できれぱ「最速級で上がって
連対した実積」も欲しい

→タイトルどうり。
 当レースは長距離戦ながら
 スローからの上がり勝負に
 なり、上位入線馬の上がりは
 いつも33秒台に突入します。

ですので、ゆりかもめ賞の
前までにすでに「最速or
準最速」の速い上がりを
使って連対した実積を
持っている馬が、その
経験値も活かして(?)
 速い上がりをまた繰り出して
好走する傾向が強く現れて
 います。

 近4年の好走馬12頭が
 ゆりかもめ賞を迎えるまでに
「最速 or 準最速上がりを
 マークしたレース」での
成績を診てください。既に
連対した経験を持っていた
馬が12頭中10頭を占めます。

13年1着馬 0.0.0.0
 13年2着馬 0.1.0.2
 13年3着馬 1.0.0.0
 14年1着馬 0.0.0.0
 14年2着馬 1.0.0.0
 14年3着馬 1.1.0.0
 15年1着馬 1.0.0.0
 15年2着馬 1.1.0.0
 15年3着馬 1.1.0.0
 15年1着馬 1.0.0.0
 15年2着馬 1.2.1.0
 15年3着馬 1.0.1.0

単純な「上がり勝負」かつ、
 実戦経験の少ない2歳馬に
 よるレースですから、この
実積チェックには意味アリ、
というワケです。

 【ポイント3】
 要・瞬発力レースなので
長距離戦でも普通に
「父サンデー系」が優勢

→タイトルどうり。
 近4年の好走馬12頭のうち
11頭が父サンデー系です。
 残る1頭も母父サンデー。

スタミナに不安を残す馬も
少なくないディープ産駒。
しかし当レースは「距離分の
 スタミナが不要」ですから、
ディープ産駒でも走れます。
 昨年もワンツー。近4年の
当レースで通算(2.1.0.2)。
5頭のうち4頭が4着以上と
 いう活躍ぶりです。

なお唯一、父サンデー系で
 なかった14年2着馬の父は
(東京芝2400mが舞台の)
ジャパンC優勝馬でした。

 以上3点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。