『中京記念2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中京記念」の
穴馬探しをお届けします。

夏競馬の前半戦…
福島・中京・函館開催が、
早くも次週末で
フィナーレを迎えます。

中京記念は、
その中京開催最終日の
7月21日(日)に
行われるハンデG3。
芝1600mで行われます。

サマーマイルシリーズの
第1戦でもあります。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

なお中京記念の舞台が
「夏の中京マイル」に
移って今年が8年目。

したがって、下記で記す
中京記念の過去データは
すべて近7年の結果から
抽出しています。

【ポイント1】
大型馬が
圧倒的に強いレース

→中京記念でもっとも
大切な「キモは」
これかもしれません。

ともあれ、近7年の
中京記念の「体重別」の
成績を診てください。

479キロ以下 1.1.1.38 複勝率 7%
480キロ以上 6.6.6.52 複勝率26%

このように大型馬が
断然優勢の状況です。

ダート戦など大型馬が
強いレースは他にも
ありますが、これほど
顕著なアベレージ差が
発生していますので、
さすがに注目する必要が
あるでしょう。

昨年も、勝ったのは
「479キロ以下」の
馬でしたが1番人気。

2着・3着には、
やや人気を下げていた
「480キロ以上」の
馬が入りました。

コース自体も坂の箇所も
路盤もタフな、中京の芝。
しかもこの中京記念は
梅雨真っただ中の最終週の
施行で馬場が荒れ気味な
こともあって、好走する
ためには相当なパワーが
求められます。ゆえに
パワーを多く含有している
「大型馬」の好走が多く
なっているのでしょう。

【ポイント2】
直近でGIに出走していた
馬が大苦戦

→前走・前々走の
どちらかで「GI」に
出走していた馬が、
当レースで大苦戦中。

近7年(1.1.0.20)で
複勝率、たったの9%!

直近でGIに出走していた
馬は本来「格上」の馬の
ハズで、ローカルG3なら
楽に好走できるハズですが
こんな酷い成績なのです。

昨年も、該当馬5頭…
フロンティア(4着)、
ワントゥワン(5着)、
ウインガニオン(8着)、
ブラックムーン(13着)
スマートオーディン(15着)が
見事に全滅しました。

ローカルG3の当レースに
直前でG1に出走していた
格上馬が出走していると
どうしても気になりますが、
直前の春GIで目イチに
仕上げられていることが
多く、それからあまり
日が経っていない状況で
この中京記念に出てきても
「余力」に乏しい事が多く、
苦戦するケースが多い、と
いうワケです。

なお前述(1.1.0.20)の
うち、勝った馬は14年の
サダムパテックでしたが、
サダムパテックの場合、
前走の安田記念=休明け。
つまり、G1安田記念が
目イチの仕上げではなく
実質的に「叩き台」でした。
ですので前走G1出走でも
お釣りがあって好走できた、
ということでなのしょう。

ともあれ直近のGI出走馬を
「格上だから」と安易に
信用するのは危険な一戦。

今年は複数の上位人気馬が
これに該当してしまいます。
当欄では押さえ扱いに留め、
推奨はしない予定。

【ポイント3】
ハンデに恵まれすぎた
「そもそも弱い馬」では
厳しい

→近7年の中京記念の
ハンデ別・成績を診て
ください。

54キロ以下 複勝率 9% 0.2.1.29
55キロ   複勝率12% 1.0.1.15
56キロ   複勝率23% 1.4.2.23 (56.5キロ含む)
57キロ   複勝率27% 4.1.2.19 (57.5キロ含む)
58キロ   複勝率40% 1.0.1.4

このように
54キロ以下の馬が
ほとんど「全滅」状態。

しかも、ハンデが
軽いほどきれいに
成績が下がっています。

夏のローカル競馬の
ハンデ重賞=いかにも
軽ハンデの馬に食指が
動いてしまいがちですが
中京記念では、実力で
一枚劣っているとJRAに
判定された馬が、軽い
ハンデの恩恵を貰っても
あまり好走できていない、
ということ。

コース的にも馬場の
荒れ具合的にも地力・
馬力が程々には必要な
レースですし、まして
サマーマイルシリーズの
創設により中京記念にも
「ソコソコの馬」が出て
くるようになりましたので
極端にハンデが軽いような
「地力がハッキリ劣って
いる馬」では、いくら
軽いハンデを貰っても
厳しいのかもしれません。

ともあれ、当レースでは
「ハンデに恵まれた」と
いう予想概念=さほど
重要事ではない、とは
言えるでしょう。

【ポイント4】
逃げ馬は全滅中

→近7年の「逃げた馬」は
下記のとおり全滅中。

12年 レッツゴーキリシマ  16着 
13年 フレールジャック   中止 
14年 クロフネサプライズ  14着 
15年 カレンブラックヒル  7着  
16年 カオスモス      13着 
17年 トウショウピスト   11着 
18年 ウインガニオン    8着

このように「逃げ」は
なかなか決まりません。

そもそも、中京の芝の
マイル自体が前有利では
ないですし、さらにこの
時期の中京の芝コースが
天候などの影響を受けて
差し優勢になっている事が
多い点が、当現象に拍車を
かけているのでしょう。

ただ、先週の中京の芝は
外が伸びず差しが届かない
珍しい状況になっていました。
前日の馬場も見極めたうえで
狙い馬を決める必要が
ありそうです。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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