『ダリア賞2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ダリア賞」の
穴馬探しをお届けします。

ダリア賞は、
8月3日（土）の
新潟9Rとして行われる
2歳オープン特別です。

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

次週末に行われる
平地重賞はレパードS・
小倉記念の2クラのみ。

そこで、今週は土曜の
新潟9R・ダリア賞の
展望もお伝えします。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
「馬ナリ」調教馬が
べらぼうに強い

→タイトルどおり。
近5年の当レースで
馬券圏に好走した
15頭の、最終調教の
内容を診てください。

14年1着馬　栗東坂路　　馬ナリ
14年2着馬　栗東坂路　　強め
14年3着馬　美浦ウッド　一杯
15年1着馬　美浦ウッド　馬ナリ
15年2着馬　栗東坂路　　馬ナリ
15年3着馬　美浦ウッド　馬ナリ
16年1着馬　栗東坂路　　馬ナリ
16年2着馬　美浦坂路　　馬ナリ
16年3着馬　美浦ウッド　強め
17年1着馬　栗東坂路　　末だけ強め
17年2着馬　調教ナシ
17年3着馬　栗東坂路　　馬ナリ
18年1着馬　栗東坂路　　馬ナリ
18年2着馬　栗東ウッド　馬ナリ
18年3着馬　美浦ウッド　馬ナリ

このように、調教された
コースはバラバラですが
強さに関しては15頭の
うち（末だけ強めの馬を
含めると）じつに11頭が
「馬ナリ」調教です。

ちなみに、近5年の
全出走馬の最終調教の
「強さ別」成績は下記の
とおり。「馬ナリ」の
馬の成績が抜けています。

馬ナリ　　複勝率44％　5.3.3.14
強め　　　複勝率15％　0.1.1.11
一杯　　　複勝率14％　0.0.1.6
調教ナシ　複勝率20％　0.1.0.4

（調教ナシには地方馬含む）
（馬ナリには末だけ強めを含む）

ダリア賞は「現時点での
完成度を競う」趣が強い
レース。

ですから「もう体が
デキているため最終調教は
馬なりでサッと済ませた」
ような馬のほうが、走れる
可能性が高いのでしょう。

さらに酷暑期の施行、
かつ実戦経験の少ない
2歳馬のレースで馬への
負担も大きい時期ゆえ、
直前の追い切りの負荷が
軽い方が本番で動ける面も
あるのかもしれません。

【ポイント2】
関西馬が
べらぼうに強い

→ダリア賞最大の特徴は
コレかもしれません。
近10年の東西所属別・
成績を診てください。

関西馬　7.2.4.7　複勝率65％
関東馬　3.8.6.60　複勝率22％
地方馬　0.0.0.7　複勝率 0％

説明不要でしょう。
圧倒的な「東西差」です。
昨年は出走2頭のワンツー。
一昨年も1頭だけ出走した
関西馬が勝ちました。

関西馬の「地元開催」の
中京・小倉でも2歳の
オープン特別が組まれて
いるにもかかわらず、
輸送経験の乏しい2歳馬を
わざわざ新潟へ運ぶと
いうことは、それなりの
「勝算」があってのこと、
なのでしょう。関東の
手薄な相手関係、距離の
1400mなどを勘案した
うえでの勝負の新潟遠征、
ということ。関東馬とは
このレースへのヤル気が
違う、とも言えます。

しかも「栗東→新潟」は
道路事情が非常によく
輸送時間が短めですから
輸送経験かせ乏しいこの
時期の2歳馬でも何とか
対応できるのでしょう。

また、関西の新馬戦と
関東の新馬戦を勝って
きた馬ではレベル差が
存在する（前者が上）と
いう、至極シンプルな
点も当傾向に繋がって
いるのかもしれません。

ともあれこれほど極端な
アベレージ差ですので、
ダリア賞では黙って
関西馬を狙うべきでしょう。

【ポイント3】
内枠馬が不振

→近10年の出走馬の
枠別成績を診てください。
1・2枠馬が苦戦気味。

1・2枠　1.1.1.17　複勝率15％
3・4枠　4.3.1.16　複勝率33％
5・6枠　2.2.6.18　複勝率36％
7・8枠　3.4.2.22　複勝率29％

経験不足の2歳馬による
レース、しかもタイトな
内回りコース。内枠の馬は
スムーズにゲートを出れば
問題ないですが、少しでも
甘く出てしまうとすぐに
包まれ、流れに乗れずに
苦しくなる面もある…と
いうことなのでしょう。

以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。