『フェブラリーSの穴馬探しPART1』シベリアン

「フェブラリーS」の
穴馬探しをお届けします。

フェブラリーSは、日曜に
東京ダート1600mで行われる
今年のG1開幕戦です。

 早速、どのメディアも
 あまり記さない
「フェブラリーSで実は
 いちばん留意すべき点」に
 ついて紹介しましょう。

 【ポイント1】
 「芝スタートのダート戦」で
好走実績がない馬は危ない

→当レース最大のキモ。
 当欄で毎年お伝えし、実際に
 それに沿った結果がいつも
出ている要注目の法則です。

ともあれ下記を診てください。

12年  6着 タガノロック 0.0.0.1
 12年10着 ライブコンサ 0.0.0.1
 12年12着 グランプリボ 0.0.0.0
 12年14着 スマイルジャ 0.0.0.0
 13年11着 ガルボ    0.0.0.0
 13年15着 カレンブラッ 0.0.0.0
 14年  8着 ニホンピロア 0.0.0.0
 14年  9着 ドリームバレ 0.0.0.0
 14年10着 ゴールスキー 0.0.0.0
 14年16着 エーシントッ 0.0.0.0
 15年  2着 インカンテー 0.0.0.1
 15年  5着 ローマンレジ 0.0.0.0
 15年  7着 サンビスタ  0.0.0.0
 15年  8着 カゼノコ   0.0.0.0
 16年  5着 ロワジャルダ 0.0.0.0
 16年  9着 ローマンレジ 0.0.0.1
 16年16着 パッションダ 0.0.0.0

これは、フェブラリーSの
近5年出走馬全90頭のうち、
フェブラリーS以前に
「芝スタートのダート戦」で
3着以内に好走したことが
一度も無かった17頭の
 フェブラリーSでの成績です。
 (地方馬は除く)

 各馬のいちばん右に記した
着度数が、フェブラリーSを
迎えるまでの「芝スタートの
 ダート戦」での成績です。

このように、上記17頭の
 フェブラリーSでの成績は
(0.1.0.16)と酷い有様。

しかも17頭のうち、じつに
9頭が「6番人気以内」の
上位人気馬でした。

 昨年も、該当馬3頭が
5・9・16着に敗れています。

ということは…裏返せば、
 毎年のフェブラリーSで
馬券圏に好走しているのは
 フェブラリーS以前に
「芝スタートのダート戦」で
好走した事がある馬ばかり、
というワケです。

 実際に近5年のフェブラリーSで
馬券圏内に好走した15頭の、
フェブラリーS以前の
「芝スタートのダート戦」での
成績を診て頂きましょう。

12年1着 テスタマッタ 0.1.1.2
 12年2着 シルクフォー 2.1.3.7
 12年3着 ワンダーアキ 4.0.0.0
 13年1着 グレープブラ 0.1.1.0
 13年2着 エスポワール 2.0.0.3
 13年3着 ワンダーアキ 4.0.1.0
 14年1着 コパノリッキ 0.0.1.0
 14年2着 ホッコータル 1.0.0.1
 14年3着 ベルシャザー 1.0.0.0
 15年1着 コパノリッキ 1.0.1.0
 15年2着 インカンテー 0.0.0.1 ※4着
15年3着 ベストウォ- 5.2.1.2
 16年1着 モ-ニン   4.0.1.0
 16年2着 ノンコノユメ 4.0.1.0
 16年3着 アスカノロマ 0.1.0.0

このように15頭中14頭が、
フェブラリーSの前までに
最低1度は「芝スタートの
 ダート戦」で3着以内に
好走した実積がありました。

 唯一「非該当馬」だった
15年のインカンテーションも
芝スタートのダート戦で
4着の実積があった馬。
ゆえにほとんど「好走実積が
 あった馬」のようなものですが
 ともあれ、フェブラリーSで
好走するために当項目が本当に
大切な事がよく分かります。

 「芝スタートのダート戦」=
 馬にとって特殊性が非常に
高く、厄介なもの。何せ
芝適性が低いためにダートに
転じてきた馬が、何の因果か
 また芝を走らされるのです。

しかも、フェブラリーSは
「芝スタートのダート戦」の
 いわば最高峰戦。ですので
芝への「耐性」を備えているか
否かが他レース以上に問われる…
ということなのでしょう。

ぜひ今年も、出走各馬の
「芝スタートのダート戦」での
好走実積のチェック作業から
予想を始めてみてください。

なお芝スタートのダート戦=
 東京1600m・中山1200m・
京都1400m・阪神1400m・
阪神2000m・中京1400m・
新潟1200m・福島1150mです。

 次項PART2では、その他の
 ポイントについても掘り下げて
 お伝えしていきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。