『天皇賞・秋2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「天皇賞・秋」の
穴馬探しをお届けします。

天皇賞・秋は
10月27日(日)に
東京2000mで行われる
伝統のG1レース。

G1馬10頭。
今年は例年にも増して
豪華メンバーが
揃いました。

なお、昨年はキセキを
単独推奨しました。
(3着/6番人気)

昨年に一応の結果が出た
レースですので、昨年に
用いた予想法も引き続き
使いつつ進めていきます。

早速、天皇賞・秋の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
アーモンドアイの
「変身」を
どう読み取る?

→安田記念3着以来の
休み明けとなる今回の
アーモンドアイですが
複数のメディアが
すでに報じているように
今回のアーモンドアイは
いつもと「見た目」が
違います。やや薄めの
体つきになっており、
陣営も認めている模様。
「天栄で、あえてそう
作った」と師は言った
そうです。

1週前までの調教内容、
最終追い切りの内容も
踏まえ、今回のこの
アーモンドアイの気配を
どうジャッジするか?

秋天に、当初想定外の
ポイントが現れたと
感じています。

【ポイント2】
良馬場なら
グレイソヴリンの血に
注目を

→良馬場で行われた
秋天では、下記のように
グレイソヴリンの血を
持つ馬が多く好走して
います。

◆近10年の「良馬場の
 秋天」で馬券圏に好走した
 グレイソヴリン持ちの馬
  (父 or 母父 or 父母父)

09年(良)1着馬/父グレイソヴリン系 (5番人気)
11年(良)1着馬/父グレイソヴリン系 (7番人気)
12年(良)3着馬/母父グレイソヴリン系(2番人気)
13年(良)1着馬/父母父グレイソヴリン系(5番人気)
14年(良)3着馬/母父グレイソヴリン系(1番人気)
15年(良)3着馬/母父グレイソヴリン系(6番人気)
16年(良)好走馬ナシ
18年(良)3着馬/父母父グレイソヴリン系(6番人気)

昨年も「該当馬」の
キセキを推奨指名。
父母父がトニ-ビン=
グレイソヴリン系の
組成でした。3着に
走ってくれましたので
ひとまずは成功。

グレイソヴリン筋を
備える「該当馬」の
頭数じたいそれほど
多くないため、この
出現頻度は特筆に
値すると言えます。

東京向きと言われる
グレイソヴリン筋ゆえ、
いかにも東京らしさが
問われる当レースでは
グレイソヴリンの血が
大いに活きるのでしょう。
ソコソコ妙味のある馬が
よく好走しているのも
特徴です。

ともあれ血統を意識して
秋天の馬券を買うなら、
基本に帰って(?)
トニ-ビンをはじめとする
グレイソヴリンの筋を
持つ馬に要注目、です。

【ポイント3】
外枠不利。
特に13番枠から外は
非常に苦しい

→これが近年の秋天の
大きなキモでしょう。
近10年の秋天の馬番別・
成績を診てください。

01~04番 複勝率20% 4.4.0.32
05~08番 複勝率28% 4.2.5.28
09~12番 複勝率18% 2.3.2.33
13~18番 複勝率 8% 0.1.3.47

一目瞭然。
8番より内の枠と、
9番から外の枠で、
成績が大きく違います。
特に13番から外の枠は
かなり苦しい印象。

2003年にコースが
改修され、芝2000mの
発馬地点のカーブが
回りやすい緩めの角度に
なった…と言われますが
それでも外枠の馬が
スタート直後に大きく
コーナーをブン回って
「距離ロス」する現象は
じつはさほど改善されて
いません。

「依然として外枠馬に
厳しいレイアウト」の
東京芝2000m。しかも
当レースは当舞台での
最高峰戦でテンから流れが
厳しいですから、上記の
データのようにいっそう
色濃く外枠不利の傾向が
現れているのでしょう。

【ポイント4】
1・2番人気馬が
「共倒れ」しないレース

→近10年の当レースで
1・2番人気馬が共に
4着以下に共倒れした
ことはありません。

ということは、今年の
アーモンドアイと
サートゥルナーリアは
1・2番人気確実ですので
両馬とも馬券圏外に崩れる
可能性は極めて低いことに
なります。

【ポイント5】
「外国人ジョッキーが
騎乗する上位人気馬」が
全く崩れないレース

→身もフタも無い話では
ありますが、近10年の
当レースで外国人騎手が
騎乗した1・2番人気馬は
(2.1.1.0)と崩れナシ。

ということは今年の
アーモンドアイ・
サートゥルナーリアは
1・2番人気確実かつ
外国人騎手騎乗ですので
崩れる可能性は極めて
低いことになります。

【ポイント6】
3歳馬が勝てないうえに
妙味も無いレース

→近10年の当レースで
3歳馬は14頭出走するも
(0.2.1.11)と未勝利。
しかも、好走したのは
すべて上位人気馬です。

ちなみに、3歳馬が
出走できるようになった
1987年以降で勝った馬も
2頭だけ。しかも、ともに
3番人気の人気馬でした。

要は3歳馬=人気馬が
2・3着に走る事が多く
さほど妙味はない、と
いうコトになります。

【ポイント7】
逃げ馬は連対ゼロ

→近10年の当レースで
「逃げた馬」は連対ゼロ。
厳しい流れゆえの現象です。
昨年のキセキほどの強い
馬でも3着だった(連対は
無理だった)と診るのが
正解でしょう。

【ポイント8】
宝塚記念組強し。
意外に頑張っている
毎日王冠経由組。
前走G3組は全滅中

→近10年の秋天出走全馬の
前走別成績を診て下さい。

宝塚記念   複勝率36% 2.4.2.14
札幌記念   複勝率21% 2.1.1.15
オールカマー 複勝率 4% 1.0.0.26 
毎日王冠   複勝率22% 4.3.5.43 
京都大賞典  複勝率 8% 1.0.0.12 
G3重賞   複勝率 0% 0.0.0.10

近10年のうち、
(一昨年を除く)9年で
前走「毎日王冠組」が
馬券に絡んでいます。

秋天=以前は
「休み明けで出てくる
上位人気馬」がけっこう
凡走するレースでした。
しかし近年は、休明けの
馬の仕上げ技術など方が
変わってきたコトで
以前よりは走るように
なっています。上記の
ように宝塚記念以来の
馬は「格」も上のためか
好アベレージです。

それでも昨年はまた、
夏&秋のレースを
使ってきた馬が
上位を独占しました。
毎日王冠組のキセキが
3着に走って妙味も提供。

毎日王冠を使ったうえで
秋天に出てくるような馬=
秋天の後よりも秋天が
目標のケースが多いことが、
秋天での好走が多い現象に
繋がっていると思います。

「休み明けで出てくる
上位人気馬」については
仕上げ具合、勝負気配を
見極める作業も肝要と
なってくるでしょう。

なお前走G3出走馬は
上記のように近10年全滅。
G3を経由してくるような
馬では格が足らない、と
いうことでしょうか。

以上の点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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