『弥生賞の穴馬探しPART1』シベリアン

「弥生賞」の穴馬探しを
 お届けします。

 弥生賞は3月5日(日)に
中山芝2000mで行われる
皐月賞トライアルです。

 昨年は「3強対決」に
沸きましたが、3頭の中から
2番人気マカヒキ(1着)を
推奨指名させて頂きました。

さっそく、弥生賞の
 ポイントをお伝えしましょう。

 【ポイント1】
 前走「500万」経由馬が
 ほとんど通用していない

→弥生賞の最大のキモです。
 近10年の前走「格」別の
成績を診てください。

オープン   9.7.9.50 複勝率33%
500万    1.1.1.33 複勝率  8%
 新馬未勝利戦 0.2.0.9   複勝率19%

このように、前走「500万」を
経由してきた馬がほとんど
通用していません。

 穴馬についても同様で、
 近5年で「10番人気以下」で
馬券に絡んだ馬は2頭いましたが
共に前走はオープン戦(若駒S、
 朝日杯FS)でした。

 他のクラシックトライアルとは
違い、穴をあけるにも程々の
格と履歴が必要な一戦、という
 ことなのです。

 【ポイント2】
 前走マイルからの
「距離延長馬」が難なく
走れるレース

→近10年の前走「距離」別の
成績を診てください。

1500m以下 0.0.0.5   複勝率  0%
1600m   2.4.6.16    43%
1800m   3.3.1.32    18%
2000m以上 5.3.3.44    20%

 前走「マイル」経由馬の
成績が一枚抜けています。

 朝日杯FSなど「3歳春までの
 マイルのレース」=レベルの
高いレースが多いためこの
好成績に繋がっている面も
 あるのでしょうが、弥生賞は
 スローからの瞬発力勝負に
 なることが多く、そもそも
2000mぶんのスタミナを
問われません。それよりも
終盤での瞬発力が問われる
一戦ですから、俊敏戦の
 マイルを直前で使ってきた、
 決してスタミナ型ではない
馬でも対応できている…と
 いうことなのでしょう。

ちなみに同じ中山2000mでも
皐月賞は流れがシビアになり、
 距離分のスタミナが問われます。
 弥生賞とはレースの「質」が
 かなり違う。

そのため、弥生賞好走馬=
 皐月賞ではあまり結果を
出せません。

しかし、ダービーは一転して
 ユルいペースになることが
多めです。弥生賞好走馬が
皐月賞ではなくダービーで
好走することが多いのは、
 弥生賞とダービーのレースの
「質」が似ている点も大いに
影響していると診ています。

その他の当レースの傾向は、
PART2で記していきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。