『中山金杯2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中山金杯」の
穴馬探しをお届けします。

2020年の中央競馬は
1月5日（日）6日（月）の
2日間開催でスタート。

中山金杯は
1月5日（日）に行われる
新年恒例のG3重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
極端すぎる「枠」の
傾向に要注意

→中山金杯最大の特徴は
間違いなく、コレです。

近10年の枠別・成績を
診てください。

1・2枠　4.5.2.25　複勝率31％
3・4枠　4.0.3.32　複勝率18％
5・6枠　2.4.5.28　複勝率28％
7・8枠　0.1.0.41　複勝率 2％

様々な重賞レースの
展望で「枠順別成績」を
お伝えしてきましたが、
さすがにこれほど極端な
傾向が出ているレースは
珍しいでしょう。外枠が
とんでもなく不振です。
近10年（0.1.0.41）！

じつは、唯一の好走馬が
昨年のステイフ－リッシュ。
この馬は、すでに中山で
G1を勝っていた馬でした。
強マクりで2着を確保した
レースでしたが、つまり
それほどの馬がそれほど
強引に運ばないと外枠馬は
厳しい、とも言えます。

年末はAコースで行われて
いた中山の芝ですが、年が
明けるとCコース施行に
替わります。この設定の
変更により、馬場の内側に
状態の良い走路が現れる事、
内ラチが外へ張り出す事で
外を回るとさらに大回りを
強いられて苦しい事などが
この事象の要因でしょう。

ともあれ外枠になった馬は
一律で少し評価を割り引く
くらいで丁度いいでしょう。

【ポイント2】
わざわざ正月に
遠征してくる
関西馬には要注意

→近10年の東西別成績を
診てください。

関西馬　4.3.6.45　複勝率22％
関東馬　6.7.4.81　複勝率17％

このように関西からの
遠征馬の成績が優秀です。

西では同日にマイルの
京都金杯が行われますが、
距離や（弱い関東馬が
数多く走る）相手関係を
吟味したうえでわざわざ
中山金杯に遠征してくる
関西馬＝「勝負気配」が
基本的に高いのでしょう。

しかも金杯は正月明けの
レースです。調教日程の
面でも、馬を輸送する
道路事情の面でも何かと
難しい事情が絡みます。
普段以上にアウェー場へ
遠征しづらい条件が
揃っているのです。

にもかかわらず、中山へ
わざわざ遠征する関西馬＝
勝負気配が高くタダでは
栗東に帰れない馬たち、と
いうワケです。関西馬の
やる気に注目するテは
あります。

【ポイント3】
前走「GI」出走の
人気馬＝嫌って妙味アリ

→中山金杯は「前走で
GIに出走していた馬」が
けっこう圏外に消える
レースです。

近10年の中山金杯で
『前走でGIに出走して
いた馬』は下記16頭。
全成績を診てください。

10年ホッコ－ 12着　10人気　前走秋天
11年キョウエ　2着　11人気　前走マイルCS
11年アブソリ 14着　 9人気　前走マイルCS　　　
12年アクシオ 13着　11人気　前走秋天　　
13年ジャスタ　3着　 1人気　前走秋天
14年ケイアイ　5着　 3人気　前走菊花賞
14年レインス 10着　11人気　前走秋天
15年ロゴタイ　2着　 1人気　前走マイルCS
15年マイネル　6着　 8人気　前走菊花賞
15年アンコイ 13着　14人気　前走JC
15年ラブイズ 14着　 3人気　前走秋天
16年ブライト　6着　 2人気　前走菊花賞
18年カデナ　 10着　 5人気　前走秋天
19年ウインブ　1着　 3人気　前走マイルCS
19年タイムフ　5着　 2人気　前走菊花賞
19年コズミッ 13着　 6人気　前走菊花賞

このように（1.2.1.12）。
GIに出走したばかりの
格上の馬としては、やや
寂しい成績と言えます。

もっと問題なのは
「前走G1出走馬」＝
過剰に人気を背負う事が
多い点です。上記16頭中、
半数の8頭が1～5番人気の
いわゆる人気馬。それを
鑑みると（1.2.1.12）の
トータル成績は、さらに
さみしく感じます。

前走GI出走＝前走で
「秋の目イチ勝負」を
終えてきた馬とも言える
ワケですから、年明けの
ココではすでに余力量に
乏しかったり、体調面が
ピークでないコトが多く
苦戦しがちなのでしょう。

【ポイント4】
ディープ産駒が苦戦

→近10年（0.0.1.8）。
タフなレースですので
ディープ産駒が総じて
苦戦しがちです。
唯一の3着好走馬・
ディサイファも1番人気に
推されていた馬でした。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。