『フィリーズレビューの穴馬探しPART1』シベリアン

「フィリーズレビュー」の
穴馬探しをお届けします。

フィリーズレビューは
3月12日(日)に
阪神の芝1400mで行われる
桜花賞トライアルです。

さっそく、このレースの
 ポイントをお伝えしましょう。

 【ポイント1】
ディープインパクト産駒が
 まだ一度も連対した事がない

→タイトルどおり。
 当レースでディープ産駒は
下記のように(0.0.1.5)と
 これまでに、まだ1度も
連対していません。

11年4着 ドナウブルー 1番人気
12年9着 アンチュラス 3番人気
12年16着 サクセスセレ 11番人気
13年4着 ノーブルコロ 6番人気
14年8着 ヤマノフェア 3番人気
16年3着 キャンディバ 2番人気

しかも上記のように、
 「3番人気以内」の馬が
6頭中4頭を占めるにも
 かかわらず、この成績…。
 昨年も2番人気馬が連対を
果たせませんでした。

ディープ産駒がこれほど
不振な理由は、下記の
【ポイント2】と密接に
関連しています。

 【ポイント2】
 「パワー血統」の馬が強い

→フィリ-ズレビューで最も
注視すべきポイントです。

 阪神内回り芝1400m戦は
 テンが速く、直線の坂まで
淀みない流れが続くタフな
一定ラップ戦になりがち。
 最後はみんながバテて
凌ぎあいの様相になりますが
特に(高レベル馬が集う)
 重賞ではその傾向はいっそう
顕著になります。

そのため、当レースでも
 たとえばディープ産駒など
 スローからの瞬発力勝負に
強い血統の馬は苦戦傾向。

 逆に父が「非サンデー系」の
 パワー血統や、ダート色が
濃い配合の馬が毎年のように
好走しているのです。

 近5年の当レース好走馬の
父×母父を診てください。
 一目瞭然。パワー血統の馬が
非常に多く目につきます。

12年1着 アイムユ(1)▼ファルブラヴ ▼エルコンドル
12年2着 ビウイッ(8)☆ダイワメジャ ▼ガルチ
12年3着 プレノタ(7)▼ジャングルポ ☆ダンスインザ
13年1着 メイショ(3)☆スズカマンボ ▼グラスワンダ
13年2着 ナンシー(4)☆ブラックタキ ▼トウショウボ
13年3着 ティズ (11)▼ティズワンダ ▼エディターズ
14年1着 ベルカ (2)▼サクラバクシ ▼ボストンハー
14年2着 ニホン (13)▼スウェプトオ ▼デヒア
14年3着 エスメラ(6)▼ハーランズホ ▼スパニッシュ
15年1着 クイーン(1)☆マンハッタン ▼アナバー
15年2着 ぺルフィ(7)☆ゼンノロブロ ▼スカイメサ
15年3着 ムーンエ(2)▼アドマイヤム ▼メジロライア
16年1着 ソルヴェ(8)☆ダイワメジャ ▼ジャングルポ
16年2着 アットザ(1)▼キングカメハ ☆アグネスタキ
16年3着 キャンデ(2)☆ディープイン ▼タイキシャト

(カッコ数字)は人気順
▼=非サンデー系
☆=サンデー系

 上記15頭中、父・母父とも
「▼印」がついている馬=
サンデーの血を一滴も含んで
 いない馬が6頭もいますし、
 父サンデー系の馬にしても
 ブラックタキシードや
 スズカマンボ、ゼンノロブロイ、
ダイワメジャーらいかにも
「重いサンデー」の産駒が主。

ダート血統やパワー血統が
 これほど幅を利かせている
 クラシック戦線のレースは
 おそらく当レースだけでしょう。
この血統傾向から当レースの
「タフな本質」が分かります。

その他の当レースの傾向は、
PART2で記していきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。