『根岸ステークス2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「根岸S」の穴馬探しを
お届けします。

東日本の開催は
次週から東京に移ります。
フェブラリーSまでの
4週間開催。

根岸Sは
2月2日(日)に行われる
ダートG3重賞です。
フェブラリーSへ向けての
重要なステップレース。

それでは、根岸Sの
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
「前年秋の武蔵野S」に
大きなヒントが有る?

→近6年の根岸Sの
連対馬12頭の顔ぶれを
診てください。

14年根岸1着 ゴールス →13年武蔵野4着(差し届かず)★
14年根岸2着 ノーザン
15年根岸1着 エアハリ →14年武蔵野2着(好位伸びず)★
15年根岸2着 ワイドバ →13年武蔵野1着(追い込み勝ち)
16年根岸1着 モ-ニン →15年武蔵野3着(好位伸びず)★
16年根岸2着 タールタ
17年根岸1着 カフジテ →16年武蔵野3着(差し届かず)★
17年根岸2着 ベストウ
18年根岸1着 ノンコノ →17年武蔵野4着(差し届かず)★
18年根岸2着 サンライ →17年武蔵野12着(伸びず)
19年根岸1着 コパノキ
19年根岸2着 ユラノト →18年武蔵野4着(差し届かず)★

このように、近6年の
根岸S連対馬12頭のうち
じつに半数の6頭が
「前年秋の武蔵野Sで
惜しくも勝てなかったが
4着以内に健闘した馬」
だったのです(★印の馬)。

しすも、毎年1頭ずつ
きっちり連対中。

そして、上記のように
前年の武蔵野Sで
「差し届かず」惜敗した
馬が多いのも特徴です。

ペースが落ち着くことも
多い武蔵野Sでは惜しくも
差し届かなかったものの
実力で掲示板はなんとか
確保していたような馬が、
ペースが速まる根岸Sでは
差し届くことが多い、と
いうこと。

また、基本的にマイルより
1400mのほうが向く馬が
武蔵野S→根岸Sの距離短縮で
少し変わり身&前進を示す
ことが多いとも言えましょう。

「昨年の武蔵野Sで
チョイ負けした馬」には
今年もご注目ください。

【ポイント2】
やたら差し届くレース

→近5年の好走馬15頭の
うち、じつに9頭が
4角地点「8番手」より
後ろのポジションから
差してきた馬でした。

逆に、4角先頭&2番手に
つけた馬は近5年全滅中。

しかも、その
「差して好走した9頭」の
前走&前々走の履歴を
診ると、下記のように
前走or前々走どちらかで、
後方から差して好走して
いた馬が大半です。

15年 1着 エアハ 前々走4角10番手1着
15年 2着 ワイド 前々走4角16番手1着
15年 3着 アドマ 前々走4角4番手3着
17年 1着 カフジ 前々走4角16番手3着
17年 3着 エイシ 前走で4角15番手2着
18年 1着 ノンコ 前々走4角10番手4着
18年 2着 サンラ 前走で3角11番手(マクリ)2着
18年 3着 カフジ 前々走4角16番手5着
19年 3着 クイー 前走で4角11番手3着

シルクフォーチュン、
ワイドバッハ、
カフジテイク、
ノンコノユメ。

当レースの好走馬には
そのような「いかにも」の
差し馬が顔を揃えますが、
前走or前々走で後方から
差して掲示板に載ってきた
「いかにも」なタイプの
差し馬の差しが根岸Sでは
届いている、というコト。

短距離タイプも多く集う
東京ダート1400mで
行われる唯一の重賞=
最高格のレースですから
テンからどうしても速く
流れます。差し追込組の
脚が届きやすいペースで
流れる年が多いため、この
ような傾向を生んでいます。

近況の「差し好走履歴」を
要チェックの一戦です。

【ポイント3】
人気馬も穴馬も
関西馬の独壇場

→近10年の出走馬の
東西所属別・成績を
診てください。

関西馬 複勝率24% 9.10.9.88
関東馬 複勝率 6% 1.0.1.30  
地方馬 複勝率 0% 0.0.0.9 

このように基本的に
かなり「東高西低」の
傾向が大きいレース。
ココまで東西差が大きい
重賞は稀でしょう。

もともとダート短距離=
他ジャンル以上に関西馬が
強い分野。東西トレセンの
坂路の「構造」の違いが
そのまま成績の違いとして
現れやすいのだと思います。

ゆえに根岸Sでも同様に
関西馬が断然強い傾向が
そのまま発生していると
いうこと。これほど極端な
傾向が出ているからには
素直に関西馬を評価する
予想がベターでしょう。

ですから、当レースでは
穴も当然「関西馬」が
よくあけます。近10年の
当レースで「7番人気以下」で
3着以内に好走した7頭=
すべて関西馬なのです。

10年 グロリア 関西馬 1着 11番人気
11年 ダイショ 関西馬 3着 10番人気  
12年 トウショ 関西馬 2着  9番人気
13年 セイクリ 関西馬 3着 10番人気
14年 ノーザン 関西馬 2着  8番人気
15年 アドマイ 関西馬 3着 15番人気
16年 グレープ 関西馬 3着 10番人気

【ポイント4】
「距離延長組」が不振

→根岸Sは、前走から
距離を延長してきた馬の
成績が非常に平凡です。

近10年の出走全馬の
前走距離別・全成績を
診てください。

前走1200m  複勝率 9% 2.2.1.54
前走1400m  複勝率21% 3.6.3.46
前走1600m超 複勝率34% 5.2.6.25

キレイに「前走距離が
長かった馬」ほど好成績な
傾向が現れています。

根岸Sはテンから速く流れる
タフな質のレースですので、
前走で「長めの距離」を
走っていたような、一定の
スタミナ量を備える馬の
ほうに利が働いている、と
いう事なのかもしれません。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。