『阪急杯2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「阪急杯」の
穴馬探しをお届けします。

次週末から
阪神・中山・中京の
3場開催に替わります。
阪神・中山は8週、
中京は4週の開催。

阪急杯は
3月1日(日)に
阪神芝1400mで行われる
G3重賞。G1高松宮記念への
ステップレースです。

さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
基本的には内枠天国

→阪急杯が、新しい
阪神コースの1400mで
行われるようになった
2007年以降、近13年の
枠順別成績を診て下さい。

1・2枠 複勝率38% (7.6.6.31)
3・4枠 複勝率18% (1.3.5.41)
5・6枠 複勝率 4% (1.1.0.50)
7・8枠 複勝率16% (5.2.2.49)

一目瞭然。とにかく
阪急杯は内枠有利です。

13年間で馬券に絡んだ
39頭中、半数の19頭が
1枠or2枠という極端さ。

昨年も、外枠から
スマートオーディンが
差し飛んできましたが
2・3着は内枠馬でした。

タイトな内回りトラック、
しかも終始一貫速めの
スピードが持続される
「阪神芝1400m重賞」。

ゆえに外枠馬はなかなか
内へ潜りこめません。
そのまま外を回らされる
キツい走りを強いらます。
しかも阪急杯は、内々の
芝が良い開幕週の施行。

ということで当レースで
毎年、これほど極端な
内枠有利の傾向が出て
いるのでしょう。差すに
しても本来は内枠発進から
内を捌く策がベターです。

【ポイント2】
牝馬が頑張れるレース

→近10年の牡牝別成績を
診てください。複勝率で
牝馬が牡馬を上回って
います。

牝 複勝率22% 1.3.2.21
牡 複勝率18% 9.7.8.111

タフな条件のレースゆえ
本来なら牝馬が苦しんでも
不思議が無いハズですが、
当レースは牝馬が大健闘。

そもそも、京都牝馬Sと
中山牝馬Sの「狭間」に
行われるこのレースに
わざわざ出走してくる
牝馬=勝負気配が強いと
いう事かもしれません。

【ポイント3】
関東馬が頑張れるレース

→近10年の東西別成績を
診てください。複勝率で
関東馬が関西馬を上回って
います。

関東馬 複勝率21% 2.2.3.26
関西馬 複勝率18% 8.8.7.106

関東馬が関西馬を成績で
上回るのは、関西重賞では
非常に珍しい事象です。

そもそも東ではこの時期、
芝1400m重賞の施行が
ありません。芝1200mの
重賞は次週にありますが、
それよりも1400mの距離に
こだわって、西へわざわざ
遠征する関東馬=勝負気配が
強いという事かもしれません。

【ポイント4】
前走1秒以上負けた馬の
巻き返しは非常に厳しい

→近10年の当レースで、
「前走で1.0秒以上の
着差で負けていた馬」が
(1.1.1.35)とまったく
振るいません。複勝率8%。

道中ハイラップの忙しい
流れになる阪急杯ですから
前走(=ほとんどの馬が
短距離かマイル戦)で
大きな着差を付けられて
いた、いわば「目下の
絶対スピードが足りない」
馬ではかなり厳しい面が
あるのでしょう。

以上を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。