『オーシャンS2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「オーシャンS」の
穴馬探しをお届けします。

オーシャンSは
3月7日(土)に
中山芝1200mで行われる
高松宮記念の前哨戦です。

土曜施行のレースですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

なお、昨年の当レースは
1→2→7番人気の順で
決まりましたが、当欄は
7番人気ダイメイフジを
単独推奨していました。

昨年の予想プロセスが
間違っていなかったとも
言えますので、あえて
昨年に用いた予想法を
今年も用いつつハナシを
進めていきます。

【ポイント1】
父が「非サンデー」の馬が
かなり強いレース

→当レースのキモです。
近10年に好走した30頭の
「父」を診てください。

10年1着馬
10年2着馬 ◆ フォレストリ-産駒
10年3着馬 ◆ グランドロッジ産駒
11年1着馬 ◆ サクラバクシンオー産駒
11年2着馬
11年3着馬 ◆ タイキシャトル産駒
12年1着馬 ◆ ファルブラヴ産駒
12年2着馬 ◆ アグネスデジタル産駒
12年3着馬
13年1着馬
13年2着馬 ◆ サクラバクシンオー産駒
13年3着馬
14年1着馬 ◆ グラスワンダー産駒
14年2着馬 ◆ アドマイヤコジーン産駒
14年3着馬 ◆ タイキシャトル産駒
15年1着馬
15年2着馬 ◆ アドマイヤムーン産駒
15年3着馬
16年1着馬 ◆ ベルグラヴィア産駒
16年2着馬 ◆ アドマイヤムーン産駒
16年3着馬 ◆ アドマイヤコジーン産駒
17年1着馬 ◆ ファストネットロック産駒
17年2着馬
17年3着馬 ◆ バゴ産駒
18年1着馬 
18年2着馬
18年3着馬 ◆ アグネスデジタル産駒
19年1着馬 ◆ スパイツタウン産駒
19年2着馬
19年3着馬 ◆ アグネスデジタル産駒

このように30頭中、
約3分の2の19頭の父が
非サンデー馬です(◆印)。

当レースはいかにも
中山芝1200m戦らしく
終始タイトなペースで
流れて上がりが掛かる
消耗戦になりがち。

そのため、血統的にも
キレ&瞬発力に長けた
父サンデー系ではなく、
脚を渋太く使う馬が多い
父非サンデー系の馬の
台頭が目立ちます。

【ポイント2】
前走1400m出走からの
「距離短縮」馬に注目

→当レースは、前走で
1400mを使っていた馬の
成績が良好です。近10年の
前走の距離別・成績を診て
ください。

前走1200m 複勝率17% 8.6.6.101
前走1400m 複勝率32% 1.4.3.17

当レースは前述のとおり
上がりが掛かる消耗戦に
なりがちです。そのため、
1200m戦ではありますが
直近レースで1400mを
使ったような「1400mの
距離でも走れるスタミナを
備えている馬」のほうが
走れるのかもしれません。

【ポイント3】
「8枠」は厳しい

→近10年の「枠」別の
成績は下記のとおり。
8枠の成績が低調です。
勝利もナシ。

他の枠 複勝率20% 10.9.9.112
8枠   複勝率10% 0.1.1.18

テンから速いスピードで
流れるオープンのレース、
かつ小回り。どうしても
外枠馬には「立ち回り」の
巧みさが求められますが、
流れに乗れなかった外枠の
馬は、ツラくなってくる
レースといえるでしょう。

【ポイント4】
「上位人気の関西馬」が
よく人気を裏切るレース

→12年1番人気4着凡走の
カレンチャンなどはまさに
典型ですが、当レースは
この後のG1でも人気濃厚な
関西馬が「叩き台」として
使ってきて、しかも平然と
凡走する事がけっこう多い
レースです。

近10年の当レースで
「1~4番人気の関西馬」
21頭の成績を診てください。

11年 1着 ダッシャ 3番人気
12年 4着 カレンチ 1番人気
12年 5着 ジョーカ 3番人気
12年 7着 エーシン 4番人気
12年 9着 ダッシャ 2番人気
13年 2着 ダッシャ 1番人気
13年 9着 ハクサン 3番人気
13年11着 アドマイ 4番人気
14年12着 レオンビ 4番人気
14年13着 ハクサン 1番人気
15年 2着 ハクサン 1番人気
15年 6着 リトルゲ 2番人気
16年 2着 ハクサン 4番人気
16年 4着 ネロ   2番人気
17年 1着 メラグラ 1番人気
18年 3着 ダイメイ 1番人気
18年 5着 ビップラ 4番人気
18年 6着 レーヌミ 3番人気
19年 1着 モズスー 1番人気
19年10着 ダイメイ 3番人気
19年16着 ラブカン 4番人気

21頭の合計成績は
(3.3.1.14)。
上位人気馬の成績としては
まったく物足りません。

昨年も1番人気の関西馬こそ
勝ちましたが、3・4番人気の
関西馬は豪快に大敗。2着・
3着に入ったのは関東馬と、
人気薄の関西馬でした。

先週の地元戦・阪急杯を
使わず、わざわざ関東に
遠征してこのレースを使う
力上位の関西馬=賞金面に
余裕があることが多いため
体調を今回ピークにして
出てくる必要が無く、かつ
関東への輸送も見越して
「余裕残し」の仕上げで
出てくるケースが多い事も、
人気馬のこの低調な戦績に
現れているのでしょう。

「叩き台に徹してきた
上位人気の関西馬」は
あまり信頼できない、と
いえるレースなのです。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。