『日経賞2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「日経賞」の
穴馬探しをお届けします。
「日経賞」は
3月28日(土)に
中山芝2500mで行われる
伝統のG2重賞です。
土曜施行のレースですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
ステイゴールドか?
トニービンか?
キングマンボか?
ロベルトか?
→日経賞は血統の偏りが
発生しているレースです。
中山2500mに滅法強い
父ステイゴールド系の馬、
パワー・スタミナともに
備えるトニービンや
キングマンボ持ちの馬、
父ロベルト系の馬が
下記のように好走馬の
大半を占めているのです。
12年1着馬
12年2着馬 ◆
12年3着馬 ◆※
13年1着馬 ★
13年2着馬 ◆
13年3着馬 ●
14年1着馬 ◆
14年2着馬
14年3着馬
15年1着馬 ◆
15年2着馬 ◆
15年3着馬
16年1着馬 ●
16年2着馬
16年3着馬 ※
17年1着馬
17年2着馬 ★
17年3着馬 ◆
18年1着馬 ★
18年2着馬 ◆
18年3着馬 ※
19年1着馬
19年2着馬 ★
19年3着馬 ※
◆ トニービン持ちの馬
● 父ロベルト系
★ 父ステイゴールド系
※ 父or母父キングマンボ系
このように2012年以降で
診ると、好走馬24頭中、
17頭が「該当馬」。
つまり、毎年馬券に絡む
3頭中2頭はいずれかの
血統の馬となりますので
要チェックです。
【ポイント2】
前走距離が
極端に短かった馬が大苦戦
→これも大きなポイント。
日経賞では前走の距離が
2000m以下だった馬が
極端に苦戦しています。
近10年(阪神開催の
2011年を除く)の
出走馬の前走距離別の
成績を診てください。
2000m以下 複勝率10% 0.0.3.28
2200m 複勝率27% 2.4.2.22
2400m 複勝率31% 5.2.1.18
2500m 複勝率35% 2.3.2.13
2600m超 複勝率14% 1.1.2.24
このように2000m以下の
距離を使ってきた馬が
かなり不振です。
【ポイント1】で記した
ようにスタミナ血統馬が
走るようなレースゆえ、
前走で2000m以下を
使ってきたような
中距離志向の強い馬が、
いきなり中山の2500mに
距離延長してきても苦しい
ということなのでしょう。
【ポイント3】
逃げ先行馬が残りやすい
→近10年(阪神開催の
2011年を除く)の
当レースで馬券圏に
好走した全30頭を
4角位置別に分類すると
下記のとおり。前にいた
馬がそのまま残る単調な
結果が多く起こるのも
このレースの特徴です。
5番手以内 19頭
6番手以降 11頭
【ポイント4】
関西馬の本気度に要注意
→日経賞は、基本的に
春の天皇賞を目指す
「関東馬」のための
ステップ重賞です。
いっぽうで春天を目指す
「関西馬」には、前週に
ステップレースとして
阪神大賞典が用意されて
います。
にもかかわらず、
日経賞では「関西馬」の
成績が良好。昨年も
一昨年も、関西馬の
ワンツーでした。
2012年以降の日経賞の
東西所属別・成績を診て
ください。「大差」が
発生しています。
関西馬 複勝率29% 5.6.4.36
関東馬 複勝率16% 3.2.4.46
このように、ほとんど
ダブルスコアの状態です。
地元関西で行われる
ステップレースを(距離や
相手関係の面などから)
あえて避け、わざわざ
前哨戦段階から手間を
かけて関東へ遠征させて
日経賞に出てくる関西馬=
それだけ「本気度」が
高い、ということ。
それがそのまま西高東低の
この戦績に現れていると
診ています。今年も私は
本気モードの関西馬を
狙います。
以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
-
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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