『マーチS2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「マーチS」の
穴馬探しをお届けします。
「マーチS」は
3月29日(日)に
中山ダート1800mで
行われるダート重賞です。
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
今年は道悪?
→週間天気予報によると
この週末、関東地方は
金・土・日曜に傘マークが
付いています。中山も
ダートは道悪濃厚でしょう。
ちなみに近年「重」で
マーチSが行われたのは
2012年・2014年の
2回でしたが、ともに
「シンボリクリスエス×
サンデー」の配合馬が
勝っています。
また「稍重」だった
2017年も含めた3回とも
1番人気馬が馬券に絡めず。
「逃げた馬」も、すべて
4着以下でした。
【ポイント2】
荒れ決着前提で
考えたいレース
→近10年の人気順別の
成績を診てください。
1番人気 複勝率30% 1.1.1.7
2~4番人気 複勝率33% 4.2.4.20
5~8番人気 複勝率25% 4.4.2.30
9~16番人気 複勝率 9% 1.3.3.72
このように下位人気馬が
大奮闘。連対馬30頭の
うち、じつに17頭が
「5番人気以下」です。
複勝率アベレージで
診ても、5~8番人気馬が
人気馬とほぼ互角の様相。
堅めの決着が多くなる
ダート重賞ではちょっと
珍しい傾向と言えます。
フェブラリーSが終わり
秋~冬の一連のダートの
大レース戦線はいったん
小休止。ダート一流馬は
春休みに入っています。
ですのでココに出てくる
上位人気馬=実績的に
それほど頼りになる
馬ではなく、どうしても
取りこぼしも多くなると
いうことなのでしょう。
ともあれ上位人気馬でも
5~8番人気の馬でも
「好走確率」はほぼ同じ。
ならば人気が薄めの馬から
小穴中穴を狙う策が得策と
言えます。ココは穴狙い。
【ポイント3】
ハンデ重賞だが
軽ハンデ馬が不振
→このマーチSは
ハンデ戦ですが
軽ハンデ馬が不振です。
近10年(阪神施行の
2011年除く)出走馬の
ハンデ別の成績を診て
ください。
54キロ以下 複勝率 9% 1.1.1.31
55キロ 複勝率21% 2.4.2.30
56キロ 複勝率23% 2.2.5.31 56.5キロ含む
57キロ 複勝率17% 3.2.1.29 57.5キロ含む
58キロ超 複勝率33% 2.1.1.8
このように54キロ以下の
馬が、最も成績低調です。
逆に最も高アベレージなのが
58キロ超。次いで56キロ。
つまりハンデが重いほど
好走確率が高く、軽いほど
好走確率が低いのです。
ハンデ戦なのに…という
感じで、しかも上記の
【ポイント1】と矛盾する
ハナシに聞こえますが、
要は「軽くないハンデを
背負う実力馬が、不当に
人気を下げている」時が
狙い目という事なのかも
しれません。
【ポイント4】
前走の格・質が
ポイント?
→近10年の、前走別の
成績を診てください。
フェブラリ 複勝率30% 3.0.0.7
総武S 複勝率29% 2.4.0.15
仁川S 複勝率30% 1.1.4.14
佐賀記念 複勝率18% 1.0.1.9
準オープン 複勝率18% 1.1.2.18
このように、前走で
フェブラリーSや、
総武S・仁川Sといった
「中央のオープン」を
使ってきた馬が好調。
逆に、準オープンや
地方の佐賀記念を
使ってきた馬が不振です。
要は前走でレースの格・
質が低めのレースを
使ってきた馬は今ひとつ
信頼しづらいというコト。
タフに流れるレースだけに
直近でヌルめのレースを
使ってくるとやや厳しく
なるのかもしれません。
【ポイント5】
距離短縮馬が不振
→上記【ポイント3】の
延長線上のデータです。
近10年(阪神で行われた
2011年は除く)出走馬の
前走からの距離短縮・
延長別成績を診てください。
前走から距離短縮 連対率 8% 複勝率16% 4.1.5.53
前走から距離延長 連対率16% 複勝率21% 6.9.5.75
(同距離含む)
このように、前走から
距離短縮してきた馬=
つまり前走で長めの
距離を使っていた馬が
やや成績低調です。
連対率はダブルスコア。
つまり、前走長めの
距離で「ゆったり」
「ヌルい流れ」で
走ってきた馬が一転、
忙しく流れるココでは
成績を出せていないと
いうことになります。
【ポイント6】
最内枠の馬が不振
→近10年(阪神で行われた
2011年は除く)出走馬の
枠別成績を診てください。
1枠 複勝率15% 0.0.3.17
2枠 複勝率35% 2.3.2.13
3枠 複勝率11% 0.1.1.17
4枠 複勝率15% 1.1.1.17
5枠 複勝率 5% 1.0.0.19
6枠 複勝率25% 3.1.1.15
7枠 複勝率10% 0.1.1.18
8枠 複勝率35% 3.3.1.13
このように、1枠馬の
連対が一度もありません。
小回り中山ダート千八で
1枠=先手を取りやすく
有利と思われがちですが
このレースはメンバーが
ソコソコ厚く揃ってテンが
速く流れるため(しかも
小回りトラック)最内枠の
馬がハナヘ行かずのんびり
構えていると外から次々に
被され、揉まれたり位置を
下げることが多いため
意外にレースがしづらい
ことがこの不振に繋がって
いると思っています。
以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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