『ニュージーランドトロフィー2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「NZT」の穴馬探しを
お届けします。

NZTは4月11日(土)に
中山芝1600mで行われる、
NHKマイルCトライアル。

1・2・3着馬には
NHKマイルCの
優先出走権が付えられます。

土曜施行のレースですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
中山マイルだが
意外にも「最内枠」の
馬は全滅中

→中山芝1600m=
内枠有利・外枠不利と
言われる舞台ですが
近年はそれほど顕著な
傾向は現れていません。

むしろ、最内枠の馬は
スタートダッシュが
つかなかった際に外から
他馬にアッという間に
被されて揉まれてしまい、
気力も行き場も無くして
早々に終了するケースも
多め。

このNZTはまさにそんな
傾向が顕著。なんと、
1枠が近10年で1頭しか
馬券に絡めていません。

近10年の枠別成績を
診てください。なお
阪神開催の2011年は
除きます。

1枠 複勝率 5% 1.0.0.16
2枠 複勝率45% 1.4.4.11
3枠 複勝率35% 4.1.2.13
4枠 複勝率15% 1.1.0.18
5枠 複勝率16% 0.2.1.16
6枠 複勝率10% 1.0.1.18
7枠 複勝率10% 1.1.0.18
8枠 複勝率20% 1.1.2.16

このように、1枠馬は
大苦戦中。実戦経験が
まだまだ少ない3歳馬の
レースですから、タフな
中山マイルの最内1枠で
揉まれると更にツラいと
いう事かもしれません。

ちなみに、唯一1枠から
好走したのは昨年の
ワイドファラオですが、
「逃げきり」でした。
テンに行ける逃げ馬なら
(揉まれませんから)
1枠も利になるという事。

【ポイント2】
「非サンデー系」が
穴を連れてくるレース

→当レースのキモです。
タフなレースの質の
NZTですが、それは
好走馬の血統に顕著に
現れています。

近10年(阪神開催の
2011年除く)の好走馬で、
4番人気以下で好走した
14頭の「父系」を診て
ください。
☆=父がサンデー系。
★=父が非サンデー系。

09年2着馬 ★ ティアップゴー
10年3着馬 ★ レト
12年3着馬 ☆ ブライトライン
13年3着馬 ★ ストーミングス
14年2着馬 ★ ショウナンワダチ
14年3着馬 ★ ベルルミエール
15年1着馬 ★ ヤマカツエース
16年2着馬 ★ スト-ミ-シー
16年3着馬 ☆ エクラミレネー
17年1着馬 ☆ ジョ-ストリク
17年2着馬 ★ メイソンジュニ
17年3着馬 ☆ ボンセルヴィー
18年3着馬 ★ デルタバローズ
19年1着馬 ★ ワイドファラオ

このように
父サンデー系の馬は
上記14頭中たった4頭。
残り10頭は非サンデー系。

上記以前の08年も
1着馬・2着馬がともに
★印の該当馬でした。

さらに上位人気馬も
含めると父サンデー系の
好走が増えるのですが
このように「妙味」は、
非サンデーの馬が連れて
きているワケです。

人気に推されるほどの
実力馬ならサンデー系の
馬でもしっかり走りますが
非サンデー馬なら、人気に
ならない程度の実力の馬でも
「パワーを活かして互角に
走れる」ということ。ぜひ
穴党はご注目ください。

【ポイント3】
関西馬の勝負気配に
要注意

→近10年(阪神開催の
2011年除く)の東西別の
成績を診てください。

関東馬 複勝率12% 2.4.5.81
関西馬 複勝率30% 8.6.5.45

ほぼトリプルスコア。
関西馬が、関東馬を
圧倒しています。

全く同距離で行われる
アーリントンカップが
一昨年から4月に
移行してきましたので
関西馬が強かった現象が
抑止されるかも…とも
思っていましたが、
一昨年も昨年も関西馬の
ワンツー。あまり傾向は
変わっていません。

【ポイント4】
牝馬は未勝利

→近10年(阪神開催の
2011年除く)の性別の
成績を診てください。

牡 連対率14% 複勝率19% 10.9.8.112
牝 連対率 6% 複勝率18% 0.1.2.14

複勝率で診るとほとんど
数字は変わりませんが
牝馬は未勝利。連対も
1頭のみ。タフな流れの
レースらしく、牝馬は
基本的にほぼ連対圏に
届いていません。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。