『プロキオンS2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「プロキオンS」の
穴馬探しをお届けします。

プロキオンSは
7月12日(日)に
阪神ダート1400mで
行われるG3重賞です。

今夏の関西圏の競馬は
イレギュラー開催。
例年なら中京で
行われるところですが
今夏は阪神で行われて
います。

このプロキオンSも
今年は阪神での開催と
なります。2010年以来。

そこで今回はいつもと
趣向を変え、最近の
阪神ダート1400m戦の
「最重要ポイント」を
2つ記そうと思います。

まずは1つめ。
下記を診てください。

1枠 複勝率14% 07.11.09.172
2枠 複勝率17% 14.14.08.171
3枠 複勝率17% 07.16.13.180
4枠 複勝率20% 14.14.18.179
5枠 複勝率22% 16.13.21.179
6枠 複勝率23% 18.16.19.180
7枠 複勝率24% 21.20.16.181
8枠 複勝率24% 25.16.17.180

これは、昨年+今年の
阪神ダート1400m戦に
おける枠別成績です。
(全レース通算/
先々週まで)

このように
「内枠<外枠」の傾向が
実にキレイに出ています。

全レース通算で
このような傾向ですから
「内枠<外枠」と診て
間違いないですし、
たとえば1枠と8枠の
複勝率は「倍」ほどの
差がある事になります。

このように
阪神ダート1400mは
とにかく「内枠<外枠」。
どれほどの競馬ファンが
当傾向を意識しているかは
分かりませんが、これが
大前提のコースです。

もちろん、芝スタートの
コースレイアウトが
最大の原因である事は
いうまでもありません。

外枠馬は最初の芝区間を
内枠馬よりも長めに
走れますからスピードに
乗れます。逃げ先行馬は
テンからスピードに十分に
乗れる最高の舞台と言えます。

もちろん差し馬にとっても
外枠は悪くありません。
馬ナリで(いいスピードに
自然に乗れることで)
ソコソコの位置に難なく
つけられる+揉まれずに
進められるのですから
これまた最高の舞台。

というわけで当舞台の
外枠馬は、脚質問わず
「走りやすい」のです。
まずは枠で評価を少し
上げ下げするくらいで
丁度いいでしょう。

2つめのデータはコレ。
ちょっと衝撃的な?
データを診てください。

前走ハイ  複勝率22% 67.65.65.696
前走ミドル 複勝率20% 44.40.39.488 
前走スロー 複勝率14% 01.07.09.102

これは
阪神ダート1400m戦に
おける「前走ペース」別の
成績です。昨年~今年の
全レースの通算。
(先々週まで)

このように「前走で
スローペースのレースを
使ってきた馬」の成績が
すごく悪いのです。

阪神ダート1400m=
ほぼ例外なく、速めの
厳しいペースで流れます。
しかも馬が「ひと息」で
走る最長距離と言われる
1400m。しかもタフな
阪神コースのダート。

つまり、ハイペース戦の
中でも「タフ」なのが
阪神ダート1400m戦。

ですから、前走で真逆の
「ゆるいペース」で
ノンビリ走ってきた馬が
阪神ダート1400mに
転じてくると対応できず、
このように成績不振の
傾向が現れているのでは
ないでしょうか?

何はともあれこれほど
極端な傾向が現れて
いますので、できれば
阪神ダート1400m戦で
常に意識しておきたいと
思っています。ご参考に
どうぞ。

以上の点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。