『函館記念2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「函館記念」の
穴馬探しをお届けします。

6週間続いた
今年の函館競馬も
次週末がラストウイーク。

次週末は
土曜に函館2歳S、
日曜に函館記念と
ダブル重賞が行われます。

函館記念は
7月19日(日)に
函館芝2000mで
行われるG3重賞です。

さっそく、函館記念の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
とにかく
ヒモが荒れるレース

→函館記念最大の特徴は
コレに尽きるでしょう。

というのも当レースの
近10年の2着馬+3着馬、
全20頭のうち17頭が
7番人気以下なのです。

10年2着馬  1番人気
10年3着馬  5番人気
11年2着馬  12番人気
11年3着馬  7番人気
12年2着馬  8番人気
12年3着馬  7番人気
13年2着馬  7番人気
13年3着馬  8番人気
14年2着馬  8番人気
14年3着馬  7番人気
15年2着馬  10番人気
15年3着馬  7番人気
16年2着馬  13番人気
16年3着馬  9番人気
17年2着馬  14番人気
17年3着馬  7番人気
18年2着馬  7番人気
18年3着馬  13番人気
19年2着馬  9番人気
19年3着馬  3番人気

さすがにこんな重賞は
ちょっと珍しい。
JRAの重賞で屈指の
「ヒモ荒れレース」と
認定したいと思います。

ただ注意したいのは
1着馬については全く
荒れていない点です。
近10年1着馬の人気順は
2・4・4・3・2・3・3・
5・5・1。平穏です。

人気サイドの馬を軸に、
「ヒモ穴」へ流す馬券を
意識したいレースと
まずは認識しておくべき
一戦と言えます。

【ポイント2】
前走「巴賞」連対馬が
全然好走しないレース

→これも函館記念で
大切なポイントです。

ともあれ、近10年の
函館記念の前走別成績を
診てください。

新潟大賞典 複勝率38% 1.1.1.5
エプソムC 複勝率36% 2.1.1.7
目黒記念  複勝率25% 3.0.0.9
GIレース 複勝率24% 0.2.2.13
鳴尾記念  複勝率20% 1.0.1.8
巴賞    複勝率14% 1.4.2.44 
準オープン 複勝率14% 0.0.1.6

このように巴賞組の
成績が良くありません。

巴賞=函館記念における
重要なステップ戦。しかし
その巴賞を使ってきた馬が
肝心の函館記念で、あまり
好走していないのです。

ただ、昨年は巴賞組が
函館記念でワンツー。

珍しい現象でしたが
その2頭は、巴賞で
9着&12着でした。
つまり「巴賞凡走組」
だったのです。

じつは、函館記念で
好走した「巴賞組」は、
巴賞での成績が悪かった
馬ばかりです。下記を
診てください。

★近10年の函館記念で
 好走した「巴賞組」全7頭の
 巴賞での成績

 12年2着イケトッ 前走巴賞で5着
 12年3着ミッキー 前走巴賞で6着
 13年2着アンコイ 前走巴賞で8着
 16年2着ケイティ 前走巴賞で6着
 16年3着ツクバア 前走巴賞で3着
 19年1着マイスタ 前走巴賞で9着
 19年2着マイネル 前走巴賞で12着

このように函館記念で
馬券圏内に好走した
「巴賞組」=すべて
巴賞で連を外していた
馬ばかりなのです。

ですから、逆に
巴賞で連対してきた馬=
函館記念では、まったく
好走していないという事。
近10年の函館記念で何と
(0.0.0.14)と散々です。
昨年も巴賞1・2着馬が
函館記念で16着・8着。

「巴賞組」に関しては、
巴賞で好走しなかった
馬のほうが、可能性が
まだあるというワケです。

「巴賞→函館記念」の
レース間隔は中1週と
短く設定されていますが
いくら滞在競馬とはいえ
オープンの巴賞を使うと
体力の消耗も大きく、
そこからわずか中1週で
迎える「本番」函館記念で
体調的に厳しくなる面が
あります。

ゆえに巴賞を叩き台的に
適当に走って負けてきた
馬ならまだしも、巴賞で
マジメに走って好走して
エネルギーを使ってきて
しまうと、肝心の本番で
かなり怪しくなるのです。

【ポイント3】
牝馬の連対ナシ

→いくら「夏は牝馬」と
いっても、ここはタフな
洋芝での2000m戦。
牡馬のメンバーも年ごとに
厚くなっている感じです。
ゆえに、牝馬が苦戦中。
近10年(0.0.1.7)と
1頭も連対していません。

【ポイント4】
穴は「ロベルト」が
連れてくるレース

→函館記念は、昔から
「父がロベルト系の
馬がよく走るレース」と
言われていました。

要パワーの洋芝馬場。
小回りで多頭数ゆえ
ペースが早く上がること。
その点が影響しているのか、
馬力自慢のロベルト系を
父型に有する馬がやたら
強かったのです。

近年は父ロベルト系の
馬の数じたいが減っており
好走頭数は減りましたが、
それでも当レースで好走する
穴馬の血統を診ると父方 or
母方にロベルトを有する馬が
まだまだ多く快走中。

近10年の当レースで
3番人気以下で馬券圏内に
好走した26頭のうち
下記10頭がロベルト系統を
含有していました。該当馬が
多くないことをかんがみれば
注目に値する現象です。

10年3着馬  母父ロベルト系 5番人気
11年1着馬   父ロベルト系 4番人気
11年2着馬   父ロベルト系 12番人気
12年1着馬  母父ロベルト系 4番人気
12年2着馬   父ロベルト系 8番人気
15年2着馬   父ロベルト系 10番人気
15年3着馬  母父ロベルト系 7番人気
16年1着馬 母母父ロベルト系 3番人気
17年3着馬   父ロベルト系 7番人気
18年3着馬 母母父ロベルト系 13番人気

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。