『アイビスサマーダッシュ2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「アイビスサマーダッシュ」の
穴馬探しをお届けします。

アイビスサマーダッシュは
7月26日(日)に
新潟の直線芝1000mで
行われるG3重賞です。

さっそく当レースの
要注目点を記します。

【ポイント1】
結局やっぱり
「外枠」が強い

→誰もが知っている?
新潟千直=外枠有利の法則。
アイビスサマーダッシュも
全く同様で、何年たっても
当傾向は変わりません。

近10年の、枠別成績を
診てください。

1枠  複勝率 0% 0.0.0.17
2枠  複勝率35% 2.2.2.11
3枠  複勝率 0% 0.0.0.17
4枠  複勝率10% 1.1.0.18
5枠  複勝率15% 1.1.1.17
6枠  複勝率25% 1.3.1.15
7枠  複勝率29% 1.1.5.17
8枠  複勝率29% 4.2.1.17

1・3枠は何と34頭全滅。
2枠は6頭好走していますが
大半が上位人気順です。
ハッキリ「外枠>内枠」と
言い切っていいでしょう。

なぜ新潟千直が「外枠>
内枠」なのかは何度も
当欄で説明していますので
あえて繰り返しませんが、
ただ「前々へ行けない」
タイプの馬は、かえって
外枠がアダとなることも
あります。外ラチ沿いに
どうしても馬が密集するため、
(前に行けた馬は関係ない
ものの)中位以降に構えた
外枠馬は目前がズラリ壁に
なる危険性も高いからです。

あくまで「外枠から
スムーズに先行できる馬」が
狙い目。外枠の差し馬は
評価を一枚下げる必要が
あるでしょう。

【ポイント2】
最近、少し
好走馬の「傾向」が
変わってきた?

→近10年の当レースで
馬券圏に好走した30頭の
「前々走&前走」の
履歴を診てください。

左から前々走、前走です。

10年1着  ◎  ☆ 
10年2着     ☆ 
10年3着      
11年1着  ☆  ◇
11年2着  ★  ☆
11年3着     ☆
12年1着  ★  ☆
12年2着  ★  ★
12年3着  ★  ★
13年1着  ☆  ☆
13年2着  ☆  ☆
13年3着  ★  
14年1着  ◇  
14年2着  ★  ★
14年3着  ◇  
15年1着  ★  ★
15年1着  ☆  ☆
15年1着     
16年1着     ☆
16年2着  ☆  ◎
16年3着  ◎  ◎
17年1着  ◎  ◎ 
17年2着  ◎  ◎ 
17年3着  ★  ☆ 
18年1着  ◎  
18年2着     ☆
18年3着  ◎  ☆
19年1着  ◎  ◎  
19年2着  ◎  ◎
19年3着  ★  ★

★=1400m以下の短距離戦で
「先行」して6着以下に敗退。
☆=1400m以下の短距離戦で
「先行」して5着以内に好走。
◎=新潟千直で5着以内に好走。

上記30頭中28頭に何れかの
印が付きましたので、この
★☆◎の3種の履歴が大切な
ことは明白です。

つまり直近2走どちらかで
「短距離戦で先行した
(着順は関係なし)」or
「新潟の千直戦で掲示板に
好走した」履歴が大切、と
いうこと。

ただ上記の印の付き方を
細かく診ますと、近4年は
前走や前々走に「◎」印が
付いている馬の好走が
急増している印象です。

前走や前々走に「◎」印が
付いた馬=前走や前々走で
新潟の千直戦で5着以内に
好走している馬。いわゆる
「千直スペシャリスト」の
好走が増えているのです。

以前は1200mや1400m、
あるいはダートといった
異業種からの転身組が
(先行力さえ優れていれば)
よく台頭していましたが、
ここ数年は路線の細分化が
進んだことで「新潟千直の
スペシャリスト」の頭数が
増えました。千直専科の
馬たちの「王者決定戦」の
色合いが、以前と比べて
強くなっている、という
ことなのです。

あまり面白くない話では
ありますが(笑)今後の
アイビスサマーダッシュは
直近千直での走りの内容と
結果をチェックする単純な
予想プロセスがますます
大事になってくる、と診て
います。

【ポイント3】
6歳以上は大苦戦

→スピード力が何よりも
問われる当レースゆえ、
スピード能力が減退する
高齢馬はどうしても苦しく
なります。下記のように
近10年馬齢別の成績でも
明白です。

3歳  複勝率27% 0.2.1.8    
4歳  複勝率46% 4.1.1.7
5歳  複勝率30% 3.6.4.31
6歳超 複勝率 9% 3.1.4.83

【ポイント4】
栗東坂路調教馬に注目

→(私の手元に調教に
関する記録データが
残っている)近7年の
当レースで馬券圏に
好走した全21頭の
最終追い切り場所を
診てください。

13年1着 ★
13年2着
13年3着 ★ 
14年1着
14年2着 ★
14年3着 
15年1着 ★
15年2着
15年3着 ★
16年1着 ★
16年2着 ★
16年3着 ★
17年1着
17年2着
17年3着
18年1着 ★
18年2着 ★
18年3着 ★
19年1着
19年2着
19年3着 ★

★印=栗東坂路追いの馬。
全21頭のうち、じつに
12頭を占めています。

昨年などは、馬券圏に
好走した3頭の中で
唯一の人気薄だった
オールポッシブルが
栗東坂路追いでした。

このレースに限らず
もともと新潟千直=
栗東坂路追いの馬の
成績が良い舞台ですが
当レースも例外では
ない、ということ。
新潟千直の頂上戦らしい
傾向が現れている、と
いうことなのです。

【ポイント5】
2ケタ人気馬が
ほとんど来ていない

→近10年(0.0.2.67)。
馬連を買うにしても、
穴を狙ってみるにせよ
「9番人気以内の馬」を
狙っておくのが得策、と
いう傾向が出ています。

【ポイント6】
ダート実績馬、
ダート血統馬は要注意

→新潟の千直戦では
いつも、ダート関連馬に
要注意と当欄で記して
います。ダート実績馬、
ダート血統馬が本当に
よく走るからです。

逃げ先行馬が早めに
失速してもスピードの
「惰性」で粘り込める
新潟千直の展開=
ダート短距離の展開と
似ているためダート実績馬、
ダート血統馬が好走する
傾向が強いのでしょう。

昨年9番人気3着だった
オールポッシブルも
ダート戦で再三先行して
好走していた実績を
持っていた馬でした。

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。