『キーンランドC2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「キーンランドC」の
穴馬探しをお届けします。

キーンランドCは
8月30日(日)に
札幌芝1200mで
行われる短距離重賞。

G1スプリンターズSへの
重要なステップ戦です。

さっそく当レースの
要注目点を記します。

なお、昨年は
1番人気の
ダノンスマッシュと
11番人気の
ライトオンキューを
ダブル推奨。結果は
惜しくも1着・4着。

なんとか昨年の
雪辱を晴らしたいと
思っていますが、その
昨年の予想法が一応の
「結果」を出したとも
言えますので、その
昨年時に用いた内容も
再び使いつつ、話を
進めていく事にします。

 

 

 

【ポイント1】
「UHB賞」経由馬が
極端に不振。しかも
今年は特に危ない?

→これが当レースの
最大のポイントです。

近10年(函館開催の
13年除く/08年~)の
当レース出走全馬の
前走別・成績を
診てください。

 

高松宮記念    複勝率50% 0.0.2.2
CBC賞     複勝率33% 0.2.1.6
函館スプリントS 複勝率30% 5.2.3.23
NHKマイルC  複勝率20% 1.0.0.4
アイビスSD   複勝率18% 1.1.1.14
UHB杯     複勝率12% 0.1.1.15 
UHB賞     複勝率 6% 1.0.1.32

 

このように、前走で
UHB賞を使ってきた
馬が極端に不振です。

UHB賞=2012年以降、
「キーンランドCへの
ステップ戦」として
行われているOP特別。
最重要の前哨戦です。

ちなみに2011年までは
UHB杯が、その役割を
担ってきました

ところが上記のように
そんな最重要前哨戦の
UHB賞(+UHB杯)を
使ってきた馬が、本番の
キーンランドCでは
全然ダメなのです。

前哨戦のUHB賞と
重賞の当レースでは
メンバーの質や流れが
(シビアさが)大きく
違うこと、得に近年は
キーンランドCの
メンバーのレベルが
かなり上がっているため
前哨戦で好走した履歴が
(レベル的に)アテに
できなくなっている事が、
このような「不振」の
要因と診ています。

ともあれ、前哨戦の
「UHB賞」経由馬は
過信禁物と診ています。

 

 

 

【ポイント2】
3歳馬が意外に不振

 

→軽めの斤量をもらえる
3歳馬は短距離戦ゆえ
有利と思われがちですが
当レースは3歳馬の成績が
あまり良くありません。

近10年の(函館開催の
13年除く/08年~)の
当レース出走全馬の
馬齢別成績を診てください。

 

3歳  複勝率18% 1.2.1.18
4歳  複勝率42% 4.3.4.15
5歳  複勝率23% 4.1.4.31
6歳上 複勝率 9% 1.4.1.59

 

前述したように
キーンランドCの
メンバーのレベルが
かなり高いため、
経験不足の3歳馬では
いくら斤量が有利でも
なかなか厳しい面が
あるのかもしれません。

 

 

 

【ポイント3】
牝馬が断然強い

→一昨年は牝馬が2・3着。
昨年は牝馬が1・3着。

近10年(函館開催の
13年除く/08年~)の
当レースの性別成績は
下記のとおりです。
ダブルスコアで牝馬優勢。

 

牡+セン 複勝率15% 4.7.4.87 
牝    複勝率29% 6.3.6.36

 

牝馬が牡馬と互角に
走れるジャンルが短距離。
しかも当レースは気性が
繊細な牝馬にとっては
有難い「滞在」での出走が
叶うレースですし、夏に
強いのも牝馬。つまり
「牝馬が走れる状況」が
多く揃っていますので
これほどの成績差が
発生しているのでしょう。

しかも、今年の場合は
「裏函」が開設されて
いないため、ほぼ全馬が
札幌に滞在したうえで
レース時に全く輸送なく
出走してきます。ゆえに
(輸送に弱い馬が多い)
牝馬のアドバンテージは
今年はより高まるかも、
とも診ています。

 

 

 

【ポイント4】
「最内枠」は苦しい

 

→小回りの短距離戦、
しかもシビアな重賞で
内へ馬群が密集する事も
あるためか「1枠馬」の
成績が極端に不振です。

近10年(函館開催の
13年除く/08年~)の
枠別成績は下記のとおり。
まったく馬券に絡めて
いないのは1枠だけです。

 

1枠 複勝率 0% 0.0.0.17
2枠 複勝率24% 1.0.3.13
3枠 複勝率11% 0.2.0.17
4枠 複勝率25% 2.3.0.15
5枠 複勝率20% 1.1.2.16
6枠 複勝率25% 3.1.1.15
7枠 複勝率30% 2.1.3.14
8枠 複勝率20% 1.2.1.16

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。