『紫苑S2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「紫苑S」の
穴馬探しをお届けします。

2020年の秋競馬が
いよいよ次週から
スタート。今年は
「中山+中京」の
2場開催から始まります。

紫苑Sは
9月12日(土)に
中山芝2000mで行われる
秋華賞トライアルです。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
要注目点を記します。

なお、当レースは
2016年から「重賞」に
格上げされています。
今年で重賞5年目。

 

 

 

【ポイント1】
高速馬場なら
ダンチヒ&キングマンボ?

→重賞に格上げされた
近4年に好走した12頭の
父系統を診てください。

 

16年1着馬 父ディープ
16年2着馬 父ディープ
16年3着馬 父サドラー系
17年1着馬 父ダンチヒ系
17年2着馬 父サンデー系
17年3着馬 父サンデー系
18年1着馬 父ダンチヒ系
18年2着馬 父ディープ
18年3着馬 父ロベルト系
19年1着馬 父キングマンボ系
19年2着馬 父キングマンボ系
19年3着馬 父ディープ

 

ディープ産駒が4頭。
キングマンボ系+
ダンチヒ系で4頭。

12頭中8頭が
以上いずれかの血統ですが、
ディープ・キングマンボ・
ダンチヒとも、高速時計の
芝に非常に強い筋。

野芝オンリー馬場で
しかも開幕日施行ゆえ
速い時計が出ることが
多いレースですから、
このような血統傾向が
分かりやすく現れている、
という事なのでしょう。

 

 

【ポイント2】
「重賞連対実績を
持つ上位人気馬」が
サッパリ走らない

→重賞格上げ後も
変わらない傾向です。

近10年の当レースに
「重賞連対実績を
すでに持っていた」
5番人気以内の馬は
13頭出走しましたが
(0.2.3.8)と未勝利。

「重賞連対実績を
持つ人気馬」なのに
全く勝っていないのです。
連対もたった2頭。

重賞格上げで当傾向は
変わるかも…とも思って
いましたが、結局、
何も変わっていません。

「重賞連対実績をすでに
持っている」=秋華賞に
出走するための収得賞金に
余裕がある状況ですから、
この紫苑Sで勝負を賭ける
必要がない=勝負気配が
薄い=好走しないのです。

今年も、上位人気馬が
当項目に該当しますが
推奨しない予定です。

 

 

【ポイント3】
前走履歴に要注目

→重賞格上げ後の
近4年の当レースで
好走した12頭には
共通項があります。

前走で
「2000m超の距離」を走った。
または、前走で
「洋芝を走って連対」した。

なんと12頭すべて、
上記どちらかに
該当しているのです。

つまり、前走で
1800m以下を走った
「短めの距離に志向が
あるような馬」では
基本厳しいということ。

但し要スタミナの洋芝で
連対したような馬なら
OK、ということ。

重賞格上げ前は、
どちらにも該当しない馬が
バンバン好走していました。
しかし、重賞に格上げ後は
様変わり。

もちろんオークス以来の
休明けで出走してくる
馬の好走が増えたことも
一因ですが、ともあれ
重賞格上げでレースの
中身がいっそうシビアに
なったことで、当傾向が
キモになってきたのでは、
とも診ています。

 

 

【ポイント4】
内枠に1着ナシ

→タイトルどおり。
当項目は「コース」に
関連したデータゆえ
重賞格上げ前も含めた
近10年(新潟施行の
14年は除く)の成績で
診ます。近10年の
枠別成績を診てください。

 

1枠 複勝率31% 0.3.2.11
2枠 複勝率 0% 0.0.0.19
3枠 複勝率15% 1.1.1.17
4枠 複勝率20% 1.1.2.16
5枠 複勝率21% 2.2.0.15
6枠 複勝率25% 1.1.3.15
7枠 複勝率22% 2.2.1.18
8枠 複勝率17% 3.0.1.20

 

このように最内枠が
一度も勝てていません。
馬券絡みも5頭のみ。
内有利とは、とても
言えない状況です。

近年の秋の中山開幕週は
芝が内&前有利の状態に
作られていることが少ない
こと、外からマクリあう
荒い展開も生まれやすい
性質のレースであること
などからこのような傾向が
現れているのでしょう。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。