『スプリンターズS2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「スプリンターズS」の
穴馬探しをお届けします。

秋のG1シーズンが
いよいよ開幕します。

今秋も引き続き
競争馬の海外遠征が
難しい状況ですので
そのぶん、秋の国内G1の
好メンバー化は確実。

G1が好メンバーになると
荒れづらくなるのは
馬券的には厄介ですが
何とか「穴のヒント」も
お届けできればと思います。

 

スプリンターズSは
10月4日(日)に
中山芝1200mで行われる
秋の短距離王決定戦です。

さっそく、当レースの
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
時計の掛かる今秋の中山。
血統傾向は…

→とにかく今秋の中山芝は
時計が掛かります。

夏の天候不純の影響で
芝の成育に苦労した影響と
某放送で言っていましたが、
ともあれこれだけ時計が
掛かると、好走する血統の
傾向も偏ってきます。

先週の中山芝1200mで
馬券圏に好走した全9頭の
血統を診てください。
(父・母父を表示)

 

 26日(土)1R
 1着 ☆マツリダゴッホ ★スターオブコジ
 2着 ★ディスクリート ★メジロライアン
 3着 ★エピファネイア ☆ダイワメジャー

 26日(土)9R
 1着 ★マクフィ    ☆ディープインパ
 2着 ★ディスクリート ☆ネオユニヴァー
 3着 ★トゥザワールド ★レインボウクェ

 27日(日)8R
 1着 ★バトルブラン  ★メジロライアン
 2着 ★バゴ      ★キングヘイロー
 3着 ★エピファネイア ☆ディープインパ 

 

☆=サンデー系、
★=非サンデー系ですが
父系で見れば圧倒的に
★印が優勢。

現状の、中山芝の重くて
タフな状態=サンデー系の
キレ味が常時よりさらに
削がれてしまう状況という
ことなのでしょう。唯一、
父サンデー系で好走した
26日(土)1Rの父が
鈍重・マツリダゴッホと
いうのが何とも象徴的です。

また母父メジロライアン、
ディスクリートキャット産駒が
2連対する等、常時とは違う
「タフな馬場ならでは」の
傾向が強く現れています。

 

 

【ポイント2】
そもそも当レースは
ディープ産駒が不振

→新潟施行の2014年を
除く近10年の当レースで
ディープ産駒は(0.1.0.7)、
複勝率13%。

上記【ポイント1】で
今開催の傾向は記しましたが、
ディープ産駒が当レースでは
そもそも不振ではあります。

 

 

【ポイント3】
1、2番人気濃厚な
グランアレグリアが
挑む「魔のデータ」

→じつはこのレース、
生産界の絶対王者・
ノーザンファームの
生産馬が大不振です。
近10年(0.1.0.12)。

あらゆるジャンルで
断ぜんの強さを誇示する
ノーザンファームの
生産馬ですが、この
スプリンターズSに
限ると走れていません。
生産馬の「志向」が
短距離G1向きではない、
とは言えるのでしょう。
上記【ポイント2】と
繋がっている話とも
言えます。

今年は上位人気確実の
グランアレグリアが
この厳しいデータに
挑みます。

 

 

【ポイント4】
「1番枠」は死に枠?

→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースで
1番枠が(0.0.1.9)と
連対ナシ。

小回りの芝1200m=
「最内枠は有利」と
安易に考えがちですが
スピード豊かな一流馬が
フルゲートで集うため
最内枠の馬は、しっかり
ハナへでも行かないと
内で揉まれがち。よって
最内枠=アドバンテージと
なりづらいのです。

ちなみに、近10年で
唯一3着に好走したのは
一昨年のラインスピリット。
武豊騎手が上手に内々で
捌いたレースでした。あの
ような進め方なら何とか…
といったところです。

 

 

【ポイント5】
3歳馬低調

 

→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースの
馬齢別成績を診てください。
3歳馬が低調です。

 

3歳  複勝率13% 0.1.1.13 
4歳  複勝率40% 3.3.4.15
5歳  複勝率24% 4.4.3.34
6歳  複勝率 9% 2.0.1.32
7歳上 複勝率11% 1.2.1.34

 

斤量も恵まれる
3歳馬の成績が良くても
不思議は無いのですが
経験不足が響くのか、
このような低調な結果と
なっています。

 

 

【ポイント6】
「逃げた馬」が
よく馬券に絡む

 

→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースの
「逃げた馬」の成績は
(1.3.1.5)複勝率50%。
逃げそうな馬については
一応は要マークです。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。