『京都大賞典2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京都大賞典」の
穴馬探しをお届けします。

次週末から
秋の京都＆東京＆新潟開催が
スタート。

京都大賞典は
10月11日（日）に
京都芝2400mで
行われるG2重賞です。

京都競馬場は11月から
大改装工事に入るため
あと4週の限定開催。

エリザベス女王杯や
マイルCSは、今年は
阪神で行われます。

京都での施行が
しばらくお預けとなる
京都大賞典。

さっそく、
当レースのポイントを
記していきます。

【ポイント1】
近年は「人気馬」が
けっこう崩れている

→昔の京都大賞典は
天皇賞秋・ジャパンCを
本気で目指す超A級馬が
出走、格と実力の違いで
きっちり上位に駆けてきた
レースでした。

しかし、近年は
超A級馬の「G1直行」が
トレンドとなり、その分、
京都大賞典のメンバーが
低調化。それとともに
荒れ決着が増えています。

昨年はその極みでしたが
実際に近8年で診ても、
1～3番人気馬の成績は
（4.1.6.13）。連対率が
何と21％しかありません。
複勝率も46％止まり。
半数以上の上位人気馬が
馬券圏を外しているのです。

ですので、伝統の
G2戦だからと言って
穴狙いを諦めることは
全くありません。私も
ココは穴狙いを視野に
入れています。

【ポイント2】
血統に「穴」傾向が
あるレース

→もしかするとコレが
京都大賞典の、最大の
キモかもしれません。

近10年の当レースで
「6番人気以下」で
馬券圏に好走した8頭の
顔ぶれを診てください。
◇＝父サンデー系、
◆＝父非サンデー系。

12年　◆　オウケンブルースリ　2着　7番人気
13年　◆　ヒットザターゲット　1着　11番人気
13年　◆　アンコイルド　　　　2着　7番人気
14年　◇　タマモベストプレイ　2着　6番人気
16年　◆　アドマイヤデウス　　2着　6番人気
17年　◆　トーセンバジル　　　2着　6番人気
19年　◆　ドレッドノータス　　1着　11番人気
19年　◆　ダンビュライト　　　2着　6番人気

このように
「◆」印だらけ。

つまり毎年の京都大賞典で
穴を空けているのは
非サンデー系なのです。

これが上位人気馬の場合、
◇＝父サンデー系の馬も
普通に走るのですが、
やや力が劣る低人気馬の
場合、キレや瞬発力よりも
非サンデー系ならではの
パワーや総合力を押し出す
ほうが上位人気馬に対して
通用しやすい、という
コトなのでしょう。

【ポイント3】
今年は人気馬の
仕上がり具合に要注意か

→今年の出走予定馬の
1週前追い切りの内容や
陣営のコメントを診て
いますと、仕上がりに
やや不安を抱いてしまう
馬が散見されます。

どの馬がどれとはあえて
言いませんが、春と
比べると仕上がりは70％。
ケイコ不足で体がデキて
いない。1週前追い切りの
感触があまり良くないetc

以上の陣営コメントは全て、
今回上位人気濃厚の馬の
陣営から（1週前追いを
終えた時点で）出ていた
モノです。ちょっと異質に
思えるほど各有力陣営が
不安を隠していません。

海外遠征の道が断たれて
いる馬、国内のレースの
「数」をなるべく多く
使いたいということで
シーズン初戦の仕上げが
甘くなっている人気馬が
潜んでいる可能性は
否定できません。しかも
キツい2400mの別定G2。

今回のレースについては
いつも以上に仕上がりに
重きを置いて推奨馬を
チョイスしたいと考えて
います。

【ポイント4】
データ的には
前走G1組が他を圧倒

→近10年の前走クラス別の
成績は下記のとおりです。
荒れ決着が増えている
昨今の当レースですが
データ的には前走G1組が
他を圧倒しています。

条件戦　　複勝率29％　0.1.1.5
オープン　複勝率13％　1.1.0.14
Ｇ３　　　複勝率18％　3.1.1.23
Ｇ２　　　複勝率14％　1.2.0.19
Ｇ１　　　複勝率44％　5.5.8.23