『府中牝馬S2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「府中牝馬S」の
穴馬探しをお届けします。

府中牝馬Sは
10月17日(土)に
東京芝1800mで
行われる牝馬重賞。

エリザベス女王杯や
マイルCSへの
重要なステップレースと
なります。

土曜施行の一戦ですので
さっそく、当レースの
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
ヴァイスリージェントに
要注目

 

→毎年書いていますので
すっかりお馴染みの
話ですが、当レースに
おける非常に大切な
ポイントですので今年も
また書きます。

府中牝馬Sでは、
父または母父に
ヴァイスリージェントの
血を備える馬が、頻繁に
好走しています。

 

09年 3着 レジネッタ     11番人気
10年 3着 スマートシルエット  2番人気
11年 2着 アニメイトバイオ   4番人気
12年 2着 スマートシルエット  5番人気
13年 1着 ホエールキャプチャ  5番人気
14年 2着 ホエールキャプチャ  2番人気
15年 1着 ノボリディア-ナ  11番人気

 

このように09年から
15年まで、7年続けて
毎年1頭ずつ馬券に
絡み続けました。

近4年は「該当馬」が
好走していませんが
2016年・2017年とも
該当馬はわずか1頭。
16年ハピネスダンサ-、
17年バンゴールとも
展開に泣きました。

2018年は「該当馬」の
カワキタエンカが6着。
ただコレはペースが
速すぎたことが敗因。
バテ負けを早々に覚悟も
最後まで止まらず、この
レースへの適性はやはり
ありました。

そして昨年は該当馬の
出走がゼロでした。

ですから当傾向は
決して「死んでいない」。
そう考えています。

ヴァイスリージェントを
含む馬が東京・新潟など
左回りの芝1600~
1800mに強い傾向は
今も続いていますし、
近年の当レースでも
該当馬が一応の奮戦を
示していますので、
あえて当傾向に引き続き、
注視したいと思います。

 

 

【ポイント2】
前走「G1出走馬」が
大不振

→これも府中牝馬Sの
大きなポイントです。
前走の「レース格」別の
成績を見てください。
(近10年)

 

G1     複勝率17% 0.1.2.15
G2     複勝率17% 1.0.1.10
G3     複勝率23% 5.7.5.56
オープン   複勝率30% 2.1.0.7
準オープン下 複勝率13% 2.0.2.26

 

なんと前走G1組が
未勝利。連対も僅か
1頭しかいません。

前走でG1など格上の
レースに出走していた
馬ほど、このレースは
叩き台であり勝負気配が
薄いがゆえのこの傾向、
という事なのでしょう。

とはいえ、前走で
条件クラスのレースに
出走していた馬も
ほぼ通用していません。
前走でG3やオープンに
出走していた程度の
一定の「格」は必要と
いうことになります。

 

 

【ポイント3】
先週に開幕した
東京の芝の状態は…

 

→道悪での施行でしたので
元々の馬場設定じたいは
なんとも言えませんが
不良の土曜は差し優勢。
乾いた日曜は逆に前・内に
いた馬が上がりもまとめて
最後まで踏ん張っていた
印象でした。

すっかかりおなじみの
「雨が上がれば内側から
乾き出す東京芝」の傾向が
顕著に現れた印象ですが、
外も乾けばフラットに近い
馬場と考えておくほうが
正解なのかもしれません。

 

 

【ポイント4】
内枠に1着なし?

 

→近10年の当レースで
勝った10頭は、すべて
4枠から外の枠でした。
4枠3勝、7枠5勝、8枠勝。
決して内有利・外不利の
レースではないという事。

むしろスタート直後から
トリッキーに回ってくる
レイアウトゆえ最内枠は
包まれるリスクもあり、
各馬の脚質+枠を慎重に
吟味する必要があります。

 

 

【ポイント5】
関西馬が強い

 

→近10年の当レースの
東西別成績を診てください。
近10年で関西馬が8勝、
14連対。完全に関東馬を
圧倒しています。

 

関西馬 複勝率23% 8.6.6.66
関東馬 複勝率17% 2.4.4.50

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。