『秋華賞の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「秋華賞」の
穴馬探しをお届けします。

今年は「JBC」が
京都で行われるため、
今週末から11週連続の
G1開催となります。

秋華賞は10月14日(日)に
京都で行われる3歳牝馬の
3冠のラストを飾るG1。

2015年はマキシマムドパリを
推奨馬に指名しました。
(3着/8番人気)

2016年はヴィブロスを
推奨馬に指名しました。
(1着/3番人気)

昨年はモズカッチャンを
推奨馬に指名しました。
(3着/5番人気)

3年つづけて
一応の「結果」が
出ていますので、今年も
なるべくこの3年の間に
お伝えした項目を引き続き
活用したいと思います。

さっそく、秋華賞の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
ミスプロ系の馬…
特に「キングマンボ」持ちの
馬で妙味を狙いたい!

→近年の秋華賞の血統に
おける最大の「キモ」です。

2012年以降の秋華賞で
馬券圏に好走した18頭の
血統を診てください。
(カッコ数字)は人気順 

12年1着 ジェンティル  (1) 
12年2着 ヴィルシーナ ☆(2)    
12年3着 アロマティコ ★(6)
13年1着 メイショウマ  (3)
13年2着 スマートレイ  (2) 
13年3着 リラコサージ ★(15)
14年1着 ショウナンパ  (3)
14年2着 ヌ-ヴォレコ  (1)
14年3着 タガノエトワ ★(4)
15年1着 ミッキークイ  (1)
15年2着 クイーンズリ  (5)
15年3着 マキシマムド ★(8) 
16年1着 ヴィブロス  ☆(3)
16年2着 パールコード  (5)
16年3着 カイザーバル ☆(8) 
17年1着 ディアドラ   (3)
17年2着 リスグラシュ  (4)
17年3着 モズカッチャ ★(5)

★印=父or母父が
「キングマンボ系」の馬。

☆印=父or母父が
「キングマンボ系以外の
ミスプロ系」の馬。

注目は★印付きの馬です。
父or母父キングマンボ系の
馬は出走数が多くないにも
かかわらず、このように
ほぼ毎年1頭ずつ馬券に
絡んでいます。

しかも、その★印5頭の
人気順を診てください。
5頭すべて「その年で
馬券圏に好走した3頭の
うち、いちばんの人気薄」
だったのです。

一昨年は「★印が付く
目ぼしい馬」がいない
年でしたが、ならば
「代役が」とばかりに
同系ミスプロ持ちの馬が
1・3着に快走しました。
しかも3着カイザーバルは
馬券圏に好走した3頭の
中で、最も人気薄でした。

さらに。
上記以前の2011年も
母父ミスプロ系の馬が
7番人気で2着に快走。
(キョウワジャンヌ)
しかも「その年で馬券圏に
好走した3頭のうち最も
人気薄」でした。

つまり、秋華賞では
キングマンボの血が
(年によっては代役の
同系ミスプロの血が)
6年続けて妙味提供中…
というワケです?

秋華賞は毎年、淀みない
タフな流れ=極端に言えば
ダートっぽいタフなペースで
流れます。

しかも基本的に、そんな
厳しいペースの中でも
前~中団の位置で
しっかり踏ん張らないと
チャンスが回ってきません。
3歳牝馬にとっては非常に
厳しいレースです。

ゆえに、スタミナ・馬力の
バランスに長けているうえに
ダート馬も多く輩出している
キングマンボの血を、そして
その大系統であり「ダートで
通用する馬力が長所の馬」を
多く出すミスプロの血を
備えている馬が秋華賞で多く
快走しており、特に穴馬が
快走するために欠かせない
血統ファクターとなって
いるのでしょう。

まずはキングマンボ持ちの
馬に注目を。目ぼしい馬が
見当たらなければ父or
母父ミスプロ系の馬に注目。
この順で考えたい一戦です。

【ポイント2】
要パワーレースゆえ
大型馬のほうが有利?

→近10年の秋華賞の
馬体重別・成績を診て
ください。

439キロ以下   複勝率14% 2.1.2.31
440~479キロ  複勝率16% 3.8.7.94
480キロ以上   複勝率23% 5.1.1.24

このとおり、体重が
重いほど好成績です。

【ポイント1】で
前述したとおり秋華賞=
タフなパワー戦ですから
馬力を十分に搭載した
頑強な大型牝馬のほうが
有利なのかもしれません。

【ポイント3】
前走「紫苑S」組や、
ローズS負け組にも注意

→近10年の秋華賞における
前走別成績を診てください。

ローズS   6.8.5.61 複勝率24%
クイーンS  1.0.1.6  複勝率25%
紫苑S(重賞)2.1.0.09 複勝率25%
紫苑S(OP)1.0.0.32 複勝率 3%
オークス   0.0.0.10 複勝率 0%
1000万下   0.1.0.18 複勝率 5%

2015年までは紫苑S組が
ほとんど全滅状態でしたが、
一昨年はいきなり紫苑S組が
ワンツーフィニッシュ。
そして昨年も紫苑S組がV。

紫苑S組の台頭が増えて
いるのは、一昨年から
紫苑Sが重賞に格上げ
されたからでしょう。

紫苑Sの出走メンバーが
グッと厚くなっており、
レースレベルも高くなって
いますが、その途端に
上記のように、秋華賞で
「前走紫苑S(重賞)組」が
快走しだしたのです。
もう、秋華賞において
紫苑S組は軽視不可と
考えるべき。ますます
今後も紫苑S組の好走は
増えると思います。

また、前走ローズS出走→
秋華賞で好走した馬は
近10年で19頭いますが
うち6頭は、ローズSで
「4着以下」に負けていた
馬でした。昨年3着快走の
モズカッチャンも該当馬。
こちらも要マークです。

以上3点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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